【第109回 2018.01.15】

日本の未来を担う子どもたちの育成は、全会員の手で

投稿者:柿澤 桃子(昭和40年 中等教育科 保健体育 4年課程 卒・教育学部同窓会副会長

 最近の報道で取り上げられる事件、事故には目や耳を疑うことが多くあると思います。今までの安全・安心な日本の様子が変化しつつあり、落ち着いた生活ができにくくなっているのではないでしょうか。

 特に命にかかわる記事が気になります。私は常に命について「たった一つの命だから・限りなく伸びる命だから・いつかは耐える命だから」を座右の銘にしてきました。最近の事件、事故からはこの命の問題をあまりにも軽んじているような傾向があると思えてならないのです。

 11月のはじめ、ある新聞で「ならぬものはならぬ」という自己制御する精神機能が変化してきている「何でもありの時代」という記事を読み、同感の思いを強くもちました。

 日本の地域社会、家庭の親子関係等、あらゆる事象が変化してきている中で、学校現場では新学習指導要領への対応が喫緊の課題となっており、平成32年度からは小学校で全面実施されます。

 この改訂のキーワードは、子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し推進する「社会に開かれた教育課程」です。日本の未来を担う子供たちの育成は教育現場に携わる人たちだけでなく、子供たちを取り巻くすべての人、もの等が深く連携し合っていくことが大切と思われます。

 今まで以上に静大教育学部の同窓一人ひとりの可能な限りの支援が必要と思われます。
 出来れば全学同窓会一人ひとりが支援の手をさしのべていただきたいものです。
 会員の皆様の活躍をご期待申しあげます。


リレーエッセイへのコメントを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

▲このページのトップへ