【第27回 2012.08.20】

学問のふるさと静岡大学

投稿者:浜松工業会会長 江川 猛(昭和43年卒 工学部 精密工学科)

浜松工業会は、工学部や情報学部をはじめとする浜松キャンパスを卒業したすべての大学院や学部卒業生の組織です。今も全国に33000人を超える仲間がいます。

卒業生にとっての静岡大学とは何だろう。そこは、少なくとも4年間以上にわたって、学問を学び、自己を研鑽し、友と語らい、自分を成長させてくれたところです。しかもこの静岡大学で学びたい、大学でのキャンパスライフを満喫したいと自らが選択し入学を果たした大学でもあります。卒業し、キャンパスを離れても、大学への興味や関心は、簡単に薄れることはありません。人は誰でも生まれ育ったふるさとを持っています。ふるさとへの郷愁は、良い思い出、悪い思い出の別なく特別の感情を抱かせます。大学は学問のふるさとです。生まれ育ったふるさとと同じように、学問のふるさとである大学に郷愁を覚えるのは自然の摂理だと思います。静岡大学が、世界的な研究で新聞紙上を賑わすニュースには一人歓喜します。どんな小さな事柄でも静岡大学の文字がテロップに流れるだけでテレビに釘づけになります。ふるさととはそんなものだと思います。同窓会は、学問のふるさとを共有する仲間の集まりです。卒業生が集う総会などに大学の先生方に出席していただき、直接ホットニュースを伝えていただく。同窓会誌に母校のニュースを書いて知らせる。私はできるだけたくさんの母校の情報を仲間に伝えていきたいと思います。それが同窓会の重要な役目だと思っているからです。

母校に誇りがもてることは卒業生にとってとても幸せなことです。そのために、母校に何ができるかもまた、同窓会の重要なテーマでもあると思っています。


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