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2006/03/17

平成18年度から成績評価システムが変わります。



副学長(教育担当理事)

大学における成績評価
 大学での成績評価は、学習の成果、目標の到達度を最終的に確認する手段であり、学習目標の達成に向けて、学生の勉学意欲を高めるとともに反省を促す役割も持っています。教員にとっても成績評価は、授業実践や指導の成果を点検・反省する契機でもあります。
  したがって、大学での「厳格な成績評価」の実現は「学びの場」における学生と教員の相互の信頼を高めるとともに、卒業時の学生の質を確保し、大学の教育水準と教育力を社会に示すことにより社会に対する大学の責任を果たすことになります。また、近年の単位互換や大学間交流の活発化の中で、対外的にも透明性のある成績評価システムが求められています。

 

「厳格な成績評価」の実現に向けて
 本学では、全学教育企画委員会等での2年に及ぶ審議を経て、以下のような改善・改革を進めることとしました。

 1)シラバス等を通じて講義・授業の到達目標やねらいを明確化する。
 2)具体的な成績評価基準を、事前に明示し、シラバスに記載する。
 3)試験、レポート、授業への参加状況等、多面的評価方法を取り入れる。
 4)外国語科目のようにクラス選択ができない同一授業科目の成績評価について、担当教員による著しいばらつきがないようにする。
 5)成績評価システムの改善を進める。

 これによって、教員と学生相互で成績について、より一層明確な合意と信頼を築き上げることとし、平成18年度から成績評価システムの改正を実施することとなりました。
  主な改正・変更点は以下のとおりです。

 

 

成績評価・単位認定システムの変更内容 

(1)「秀」ランクを新しく設定します。
 これまでの「優」評価のうち、とくに優秀な成績を収めたもの(90点以上)に対して、新たに「秀」の評価を設けることとします。現行の「優」評価は、80〜100点まで20点の幅があり、成績分布上も「優」の比率が高いという傾向がありました。そこで「優」評価の中でもとくに優秀な成績に対して、「秀」(90点以上)ランクを新設することとし、これにより学習への積極的な意欲の向上をねらいとしています。

 

(2)合格最低基準を60点に変更します。
 本学ではこれまで、成績評価基準として、合格最低基準を50点としてきました。今回の改正では、授業の到達目標に対する合格最低基準を60点に変更することとします。これにより、学生諸君がこれまで以上に勉学することを期待します。また他大学や諸外国の大学の合格基準も60点が大勢であり、単位互換上からも望ましいものと考えられます。

 

(3)現行の4段階評価(優・良・可・不可)を5段階評価(秀・優・良・可・不可)に変更します。
 新たに秀ランクを新設すること、合格最低基準を60点に変更することに伴い、5段階成績評価(秀・優・良・可・不可)に変更します。また得点区分は10点刻みとし、秀(90点以上)、優(80〜89点)、良(70〜79点)、可(60〜69点)、不可(59点以下)に変更されます。これによって、より明確でメリハリの利いた成績評価が可能となります。

 

(4)合否2段階科目が指定されます。
 
講義・授業の到達目標が明確で、細かな5段階評価になじまない授業科目については、合格・不合格の2段階で成績評価することとします。明確な目標達成に向けて努力することが期待されます。合否2段階判定科目の指定は、各学部・学科等の判断に委ねられます。

 

(5)「不可」の評価は成績表に残ります。
 
これまで「不可」の成績はその年度の成績表には記載されますが、翌年には成績表から削除されて残らないという取扱が行われてきました。そのため学生諸君の中に、安易な履修申告や、受講取消しなき受験放棄などが多々みられました。このことは「厳格な成績評価」から見て改善する必要があります。
  そのため「不可」の成績を、在学期間中は消えることなく成績表に残す方式に改めることとします。履修申告を行った科目は真剣に授業に取り組み、授業の到達目標の達成に努めること、途中で受講放棄を行った場合、取消手続きを確実に行うことをルールとします。したがって「不可」の成績も学内での種々の学力・成績の評価結果とされることとなります。ですから一層の勉学への真剣な取り組みが求められることとなります。