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ニュース生ゴミからの直接発電 ~高性能微生物燃料電池の開発~
(総合科学技術研究科 工学領域 二又 裕之教授)

2016.06.02

静岡新聞平成28年6月7日掲載
(静岡新聞社許諾済)

 総合科学技術研究科工学領域 二又裕之教授が、微生物によって新規蓄電物質が生成されることを発見しました。本研究は、生ゴミから直接電気エネルギー生産が可能な微生物燃料電池の性能向上を目指す研究から得られた成果です。微生物燃料電池は、微生物が有機物を分解する際の生物化学反応によって廃棄物処理とエネルギー生産を同時に行うことが可能な一石二鳥的な装置です。
 しかし、電流密度が低いこと、装置の安定化に時間がかかること、内部抵抗が高いこと、などのために、未だ実用化には至っていません。しかし、本新規物質の添加によって、短期間での装置の安定化、内部抵抗の大幅な削減と電流密度の約100倍の増加が認められました。この結果は、本新規物質が微生物と電極間の電子伝達を円滑にしたためと推察されました。そのため、本物質は微生物が関わっている廃水処理や環境浄化にも有効利用されることが期待されます。
 また、電気化学的な解析によって、本物質が蓄電能を有することが実証されました。これらの成果は、廃棄物の処理およびグリーンエネルギーの生産という我々が直面している社会問題の解決に大きく貢献し得るものです。
 今後、物質および微生物の更なる解析を通じて、更に高性能蓄電物質の開発、並びに、新しい学術的知見の獲得が期待されます。本成果は特許出願されています。

詳細は、以下静大TVもしくはPDFにてご確認ください。
 


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