「静岡大学浜松キャンパス共通講義棟完成記念」行事を挙行しました

2017/10/25
ニュース

 平成29年10月14日(土)に、浜松キャンパスにおいて、共通講義棟の完成記念行事(記念式典、記念シンポジウム)を挙行しました。

 共通講義棟は、浜松キャンパスにおける学生定員増に伴う教室の不足や狭隘化の解消と、先端的な教育環境の一層の充実を目的として、建設後43年を経過した旧講義棟の建替えにより整備されました。

 鉄筋コンクリート5階建ての共通講義棟には「アクティブ・ラーニング」専用の教室2室のほか、浜松キャンパスで最大となる280人収容可能な大講義室が1室、180人、130人を収容できる中講義室が2室整備され、学会などの研究集会のほか、地域住民を対象とした講演会や研修会などの場としても利用が可能で、静岡大学が目指す「地域志向大学」の実現に向けた、様々な事業を展開する場として活用されることが期待されています。

 記念式典では、石井学長が「このような環境下で学修に励む学生諸君には、自由な発想に基づく新しいアイデアの創出と知的成長を大いに期待するとともに、この講義棟を地域交流・発展の場としても有効に活用していきたい。」と式辞を述べました。続いて浜松医科大学蓑島伸生副学長(今野弘之学長代理)、浜松キャンパスの同窓会組織である浜松工業会の藤井彰会長からそれぞれ祝辞を賜りました。

 さらに、近藤情報学部長が建物の概要を説明した後、参列者が見守るなか、石井学長や来賓の方々によるテープカットが行われ、完成を祝いました。

式辞を述べる石井学長

式辞を述べる石井学長

 左から 川田工学部長、藤井浜松工業会会長、蓑島浜松医大副学長、石井学長、近藤情報学部長、学生代表の福井春風さん

左から
川田工学部長、藤井浜松工業会会長、蓑島浜松医大副学長、石井学長、近藤情報学部長、学生代表の福井春風さん

 記念式典の後には、「情報と学び-情報学が変える学び、学びが変える情報学-」と題したシンポジウムが大講義室で開催され、学生、市民等約250名が参加しました。伊東 幸宏前学長や、情報学部の教員による講演のほか「情報学から読み解く10年後の“学び”」と題したパネルディスカッションも行われ、来場者を交えて「情報」という観点から将来の「学び」の在り方について考える機会となりました。

 またシンポジウムでは、茶菓を提供しながら情報学部の学部生、大学院生の「学び(研究)」の成果や進捗を発表する「カフェ&ポスターセッション」も設けられ、大変盛況な催しとなりました。会場の3階中講義室には身動きがとれないほどの来場者が詰めかけ、43件の発表に対し、来場者がそれぞれのポスターの前で足を止めて発表者である学生に質問をする様子が随所で見られました。また、会場では珈琲研究会がサービスするコーヒー、紅茶のほか、地元企業から提供された菓子が配られ、茶菓をいただきながらの和やかな雰囲気の中にも、会場中が熱い議論の熱気であふれていました。来場者には、優れた発表に投票をお願いし、評価の高かったグループには、最優秀賞ほか各賞が贈られました。

左から
「250名の聴講者によるシンポジウムの様子」
「カフェ&ポスターセッション」
「最優秀賞の栗田佳樹さん(情報学研究科)」

JP / EN