NHK大学セミナー「探検バクモン」を開催しました

2017/11/09
ニュース

 10月26日(木)に、浜松キャンパスにおいて、NHK静岡放送局と共同で主催した「NHK大学セミナー 探検バクモン」を実施しました。
 このセミナーは、NHKの専門性を大学教育に役立てることを目的として大学とNHKが共同して開催するものです。平成15年度から全国各地の大学等で開催されており、本学での開催は3回目となります。今回のセミナーは、10月に供用を開始したばかりの新講義棟(共通講義棟)を会場にして行われ、学生を中心に一般市民の方も含めて約80名が参加しました。

 今回は、人気番組「探検バクモン」とリンクした内容で、番組チーフプロデューサー(CP)の亀山暁氏と、番組に出演中の人気タレント、サヘル・ローズさんが講師となり、取材交渉の苦労などの番組制作の裏側や秘話について、映像を交えながら約1時間半にわたって講演しました。
 亀山CPからは、軽快なトークで会場を和ませながら、これまで番組で取材した様々な施設等のうち、迎賓館赤坂離宮の取材には外務省、内閣府等の複数の省庁の許可を要したことや、印刷局は取材交渉開始から取材まで約2年かかったこと、取材許可から3か月後にロケが行われ、その間に機密を要する機材などが一時移転されていたこと、ロケの際は人数や動線がすべて限定されたことなどの取材秘話が披露されました。また、「世の中にあるいろいろなことのリアルを伝えることによって、視聴者の方が自ら何かに気づいてほしい」と結びました。
 サヘル・ローズさんは、レインボーブリッジのライトアップについて、「普段は白色にライトアップされているレインボーブリッジは、期間限定で虹色にライトアップされます。この切替作業は機械によるものではなく、技術者・職人さんの手によって行われていることを御存知でしたか?」と会場に問いかけ、「芸能界は華やかな世界に見えるが、詰まるところは人とのつながりで成り立っています。取材に行く現場の世界も同じ。ものづくりも番組づくりも、最後は人の手と目がつくっています。」と語りました。
講演後の質疑応答では、参加した学生から、静岡で話題のハンバーグチェーン店のウラガワを取材してほしいといったユニークな要望も出され、笑いに包まれました。セミナーは終始和やかな雰囲気のなか、参加者は熱心に聴講していました。

 会場からのユニークな要望を笑顔で聞くサヘル・ローズさんとメモをとる亀山CP

会場からのユニークな要望を笑顔で聞くサヘル・ローズさんとメモをとる亀山CP

 参加者は熱心に講演を聞いていました

参加者は熱心に講演を聞いていました

JP / EN