創造科学技術大学院 佐古猛客員教授らの研究グループが、開発途上国との国際共同研究に関する文部科学省と外務省の大型連携プロジェクト(SATREPS)に採択されました

2018/05/18
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静岡大学、日本大学、電力中央研究所の研究グループ(佐古客員教授が研究代表者)が提案した「無電化農村地域におけるマイクログリッド導入に向けた発電用バイオ燃料油の革新的抽出技術の開発と普及」という研究テーマが、文部科学省と外務省の大型連携プロジェクトである地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択されました。
本プロジェクトでは、液体溶媒に高圧ガスを溶解した膨張液体という新しい溶媒を用いて、米糠等のバイオマス廃棄物から燃料油を抽出してディーゼル発電を行い、マイクログリッドという新しい配電システムで無電化地域の各家庭に電気を供給します。
プロジェクトの相手国は東アフリカのタンザニアであり、研究期間は5年、研究費の総額は約5億円です。このプロジェクトの成果は、アフリカや東南アジアの農村地域における持続可能な低炭素社会のモデルになると期待されます。

JP / EN