上川法相が法学科で講演

2018/06/18
ニュース

 静岡大学人文社会科学部法学科の40周年を記念する特別講演会が、6月9日(土)、開催され、上川陽子法相(衆院静岡一区)が、「持続可能な開発目標(SDGs)と法務行政—法の支配と司法外交」と題して講演を行いました。講演には、法学科の学生を中心に、地域の住民や高校生も含め、400人以上が参加しました。主催者は、静岡大学法政学会(静岡大学で法学政治学を専攻する教員と学生からなる学術団体)です。
 上川法相は、2015年国連サミットの目標である「持続可能な開発目標」を取り上げ、「誰一人取り残さない」社会を実現するため、「ジェンダーを含むあらゆる分野において差別や不平等のない法の支配の貫徹された公平公正な社会」を目指す法務省の取組みの重要性を強調し、法教育や司法外交などの取組や成果について解説しました。
 質疑応答のコーナーでは、持続可能な開発目標、再犯率の低下、国際仲裁に関する質問などのほか、学生生活に関する質問が多く出されました。上川法相は「国際化の中、英語は必須であり、英語で話す機会をつくることに積極的にチャレンジしてほしい」「法律以外の、文化、芸術、科学など、他分野も学んで視野を広げてほしい」「いま一生懸命取り組むことで扉が開く」など、学生へのメッセージを送りました。
 学生からの質問は多数におよび、当初の終了予定時刻を大幅に超過して講演は終了、会場は熱気に包まれました。

JP / EN