「大学運営と図書館」についての講演会・研修会を開催しました

2019/01/16
ニュース

 12月18日(火)に静岡県大学図書館協議会(会長館・事務局、静岡大学附属図書館)の講演会・実務研修会を開催しました。「大学運営と図書館 ~常葉大学草薙キャンパスの挑戦~」をテーマに、常葉大事務局長佐々木弘氏、同大附属図書館主任杉山潤子氏、同主務利根川奈々氏を講師として招き、講演会を行いました。県内16館から34名が参加しました。

 佐々木氏の講演「大学統合から静岡草薙キャンパスの開設まで」では、大学再編から草薙キャンパス開設にいたる経緯説明と草薙キャンパスの紹介が行われ、続く杉山氏、利根川氏の講演「常葉大学附属図書館(草薙) 準備期間とオープンからの9か月間」では、キャンパス再編による資料、機能の移転から オープン後の利用状況までが語られ、参加者が興味深く聴講しました。続いての施設見学では、図書館はもとより、学生へのワンストップサービスを主眼としたフロア構成など、キャンパス全体の特徴が実地で紹介されました。

 最後に質疑応答では活発な質問が行われ有意義な講演会・実務研修会となりました。
 また、「これからの少子化、学生の確保が難しくなるなか、大きな決断だったと思う。成功した良い事例となってほしい」「大学統合の利点や苦労などをお伺いできよかったです。統合後の成果を数字で示していただいたことも参考になりました」「図書館から仕掛けてゆく。この何度もおっしゃられたフレーズ。実際にナレッジスクエアの色々なしかけを見ていて、こちらも楽しかった」「二年という限られた期間での移転、さらにダウンサイズするということで、大変な状況の中、道のりをお話しいただき参考になりました。色わけの棚など、具体的な工夫も非常に役立つ情報でした」等、参加者から多数の感想が寄せられました。

質疑応答の様子

質疑応答の様子

施設見学の様子

施設見学の様子

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