全学一斉地震防災訓練を実施しました

2019/05/20
ニュース

 令和元年5月17日に南海トラフ巨大地震に備えて、全学一斉の地震防災訓練を実施し、静岡・浜松両キャンパスの学生や教職員、地域住民が参加しました。
 訓練は、非常用放送設備による訓練放送で始まり、学長を本部長とする非常災害対策本部では、各学部の自主防災隊からリアルタイムで届く建物の損壊、火災等の情報を基に、キャンパス地図を用いてそれらの状況に対応する図上訓練を実施するなど、発災時を想定した実践的な訓練となりました。
 また、安否情報システムを用いた安否情報入力訓練を実施。学生及び教職員等が携帯電話等を用いて安否情報の入力を行いました。
さらに、衛星電話及びデジタル無線を用いた静岡・浜松両キャンパス、附属学校園等との情報連絡訓練、大型炊き出し釜による炊き出し訓練、平常時はベンチとして常設されている「トイレベンチ」や「かまどベンチ」の設営訓練、文教施設応急危険度判定士(本学施設課職員)による建物の応急危険度判定実地訓練及びライフライン点検実地訓練なども実施し、発災時における各教職員の任務について、意識付けがされました。
 また、学生や教職員、地域住民は駿河消防署が用意した起震車で地震を疑似体験することで、地震への危機意識を高めることができました。
 また、静岡キャンパスでは、訓練の最後に駿河消防署から「情報収集の際、人的情報が優先されると思うが、非常災害対策本部から最優先に収集すべき情報を各部署に命令をすることが必要である。静岡大学の建物は鉄筋コンクリート構造であることから、倒壊は考え難いため、まずは人命を最優先した情報収集に努めていただきたい。」と講評があり、今後の防災対策に向けて有益な訓練となりました。
 多くの学生・教職員を預かる大学として、災害による被害を最小限に抑えられるよう今後も十分な備えをしていきます。

写真左より
・避難訓練の様子
・トイレベンチ設営の様子
・避難訓練の様子
・起震車体験の様子

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