静岡大学超領域研究推進本部「第13回超領域研究会」を開催しました

2019/07/24
ニュース

 静岡大学超領域研究推進本部は、令和元年7月11日(木)に、「第13回超領域研究会」を、静岡大学浜松キャンパス佐鳴会館ホールにて開催しました。

 静岡大学超領域研究推進本部は、静岡大学の第3期中期目標・中期計画にて定めた、重点研究3分野「光応用・イメージング」「環境・エネルギーシステム」「グリーンバイオ科学」について、それぞれの優れた研究成果やポテンシャルを持ち寄り、多様な学術基盤の連携・融合による研究成果の格段の向上、新研究領域の開拓・多様な分野と国際的に通用する研究人材の育成、外部資金獲得の取組等を推進しており、その成果の報告、共有の場として、超領域研究会を開催しています。今年度は、本学学生及び教職員や学外から、90名が参加しました。

 石井潔学長による開会の挨拶の後、静岡大学超領域研究推進本部の青木徹統括から「超領域を考える― 半導体と放射線とVtuber ―」と題した基調講演が行われました。

 また、静岡大学では研究推進の取り組みとして、特に研究等の分野において先駆的・先導的な役割を担う教員に「研究フェロー」、特に高い志を持ち更なる飛躍が期待される若手教員に「若手重点研究者」の称号を付与しており、基調講演の後は、今年の4月から新たな研究フェロー及び若手重点研究者に選定された本学教員10名による講演が行われました。

 講演毎に設けられた質疑応答の時間では、参加した学生等からの鋭い質問に対して、講演者が熱心に説明をする場面もみられました。

 全ての講演が終了した後、超領域研究推進本部「環境・エネルギーシステム」分野リーダーの間瀬暢之教授から閉会挨拶があり、盛況のうちに閉会となりました。



○研究会の内容

開会挨拶  石井 潔 学長

基調講演  青木 徹 静岡大学超領域研究推進本部統括
 「超領域を考える ― 半導体と放射線とVtuber ―」

第4期若手重点研究者 依頼講演
依頼講演1 大多 哲史 助教(工学領域)
 「磁性ナノ粒子の魅力」
依頼講演2 佐藤 浩平 助教(工学領域)
 「タンパク質医薬品開発を指向したタンパク質化学合成」
依頼講演3 渡部 綾 准教授(工学領域)
 「毒を以て反応を制す―H2S利用による高難度物質変換への挑戦―」
依頼講演4 三井 雄太 講師(理学領域)
 「約10年前、富士山は膨らんだ」
依頼講演5 守谷 誠 講師(理学領域)
 「分子集積体からなる固体電解質材料の開発」
依頼講演6 小堀 光 助教(農学領域)
 「環境に資する木質材料の開発と非破壊評価」

第4期研究フェロー 依頼講演
依頼講演7 岩田 太 教授(工学領域)
 「ナノスケール微細加工およびマニピュレーションのための顕微鏡技術開発」
依頼講演8 小野 行徳 教授(工学領域)
 「シリコンのナノ構造を用いた新規デバイス」
依頼講演9 脇谷 尚樹 教授(工学領域)
 「ダイナミックオーロラPLD 法による薄膜成長時における自発的相分離」
依頼講演10 山内功一郎 教授 (人文社会科学領域)
 「詩を読む意味とは何か―三人のアメリカ詩人による作品について―」

閉会挨拶  間瀬 暢之 教授 環境・エネルギーシステム分野リーダー

【写真:左より】
・静岡大学超領域研究推進本部 青木徹統括による基調講演
・講演者及び参加者による記念撮影
・石井学長による開会挨拶
・真剣に講演に聴き入る参加者

JP / EN