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学長メッセージ

平成26年度入学式式辞

本日ここに静岡大学入学式を迎えられることを、静岡大学構成員全員を代表しまして、厚く御礼を申し上げます。
平成26年度、学部学生2022人、編入学26人、大学院修士課程568人、大学院博士課程29人、専門職大学院 教育実践高度化専攻20人、法務研究科3人、の 合わせて2668人の新入生をお迎えすることができました。
新入生の皆さん、入学、おめでとうございます。
静岡大学は、「自由啓発・未来創成」をビジョンとしています。静岡大学の元になった前身の学校は、旧制静岡高等学校、浜松高等工業学校、静岡師範学校、静岡県立農学校など、明治から大正にかけて創立されています。それらの学校では、学生の主体性を重んじる教育方針をとっていました。その理念を、今も発展的に継承しています。
学生の主体性を重んじる教育方針と述べましたが、中学や高校の「生徒」でなく、みなさんは「学生」になったのですから、誰かに何かを言われたからやるというのではなく、自分で課題を見つけ、いろいろなことに意欲的、かつ、積極的にチャレンジしていってください。静岡大学には、海外にも多くの協定校があります。海外留学もチャレンジしてください。
さて、みなさんお一人おひとりに歴史があるように、大学にも歴史があります。人類の発明として一つとして「大学」をとらえることもできます。十一世紀のボローニャ大学から数えると900年近く、大学は存在しています。900年間、大学もさまざまなことがありました。時代とともに大学は変化してきました。そして今、大学は大きな変革期にあります。
高度情報化社会の現代において、知識を得るだけなら、インターネットや本などで十分だという人がいます。私の専門は情報科学ですが、この20年驚くようなスピードで情報は進展してきました。歴史的にみると、産業革命に匹敵するのではないかと言われています。ここにいる学生の多くがスマートホンを持っていると思いますが、保護者の皆さんが学生だったころは、一家に一台の電話だったでしょう。こうした時代の変化を踏まえ、パソコンやタブレット端末を利用し、さまざまなコンテンツを使い、SNSやスカイプ、チャットで教育が可能になってきました。すでにそうした大学教育もおこなわれています。
これらの教育をみなさん(あなた)はどう思うでしょうか?
なぜ、みなさん(あなた)は大学に来たのでしょうか? 学びたい専門があるからでしょうか? 学歴が欲しいからでしょうか? 就職に有利だからでしょうか? 知識を得るためでしょうか? みんなが行くからでしょうか? 親や周りの人がすすめたからでしょうか?
大学の存在意義や大学の価値はなんでしょうか? あなたにとって大学とはなんでしょうか?
入学式にしては少し挑発的な質問かもしれませんが、お一人おひとり、考えてみてください。
あえて私から答えは用意しません。自分の頭でしっかり考えるのが大学生ですから、どうかじっくり考えてみてください。いますぐ答えを出さず、答えを探しながら大学生活を送るというのもいいでしょう。簡単に手に入れたものは簡単に失うといいます。ゆっくりと自由に考えて、自分なりの答えをだしてください。
さきほど、いま大学は大きな変革期にあると申し上げました。しかし、大学がどう変わろうと変わらないものがあるはずです。それは何でしょうか? 
ひとつだけ、ヒントを申し上げます。大学は多様な機能や役割を持っていますが、「出会いの場」は、その大きな機能だと思います。インターネットを通じた出会いも必要かもしれませんが、大学はリアルな出会いの機能を持っています。学生とひとくちに言っても、学部生から大学院の博士課程まで現役生でも約10歳の違いがあります。静岡大学には40代、50代、60代、70代の人がおよそ120人以上も在籍しています。親子ではなく孫ほど年の離れた幅広い多様な世代の人がいます。全国各地から学生はきていますし、アジアをはじめ様々な国から留学生も数多くいます。教職員や地域の方々、卒業生や社会人との出会いもあります。
出会いは楽しいことだけでなく、軋轢や葛藤や悩みも生みます。さまざまな出会いの中で大きな壁が立ちはだかることも多いと思いますが、この壁を乗り越える努力や経験が、生きていく上で大きく役立つでしょう。
四年生を見ていると、充実した大学生活だったと振り返ることができる学生は、大学の様々な機能を活用した学生です。
どうぞ、静岡大学を思う存分、活用してください。私たち教職員も一生懸命サポートします。そして、ともに、いい大学を、そしていい社会を築いていきましょう。

平成26年4月4日
国立大学法人静岡大学長
伊東 幸宏

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