HOME > 受験生の皆様 > 受験生の皆様ニュース一覧 > 静岡県内の4000年間の地質記録には最大クラス(レベル2)の津波の痕跡は見つからない (理学部地球科学科・防災総合センター 北村 晃寿教授)

ニュース

ニュース静岡県内の4000年間の地質記録には最大クラス(レベル2)の津波の痕跡は見つからない
(理学部地球科学科・防災総合センター 北村 晃寿教授)

2016.04.28

 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う巨大津波による激甚災害を教訓に、国は南海トラフで起こる巨大地震に伴う「あらゆる可能性を考慮した最大クラス(レベル2)の津波の高さ」を公表しました。
 その結果、静岡県では沿岸部を中心に地域社会に深刻な影響が出ています。この想定は限られた科学的知見に基づくので、国は津波堆積物調査等の促進を図り、巨大地震の全容を解明するため努力が必要と述べています。そこで、著者は共同研究者や自治体とともに、先史時代の津波堆積物の調査がされていなかった静岡県中・東部の海岸低地を調査しました。
 本研究では、それらの研究と他の研究者の研究成果を総括し、東北地方太平洋沖地震の津波堆積物の分布と比較して、静岡県の過去4000年間の地層・地質記録にはレベル2の津波の発生の証拠がないことを明らかにしました。
 この成果は、レベル2の津波の想定の見直しや防災計画に役立つことが期待されます。

 本研究成果は、日本地球惑星科学連合の刊行する”Progress in Earth and Planetary Science”に受理され、次のURLから日本語要旨と版組み前の原稿を読むことができます。

日本語要旨:http://progearthplanetsci.org/highlights_j/076.html
論文:http://progearthplanetsci.springeropen.com/articles/10.1186/s40645-016-0092-7


ニュース一覧に戻る

このページについてのお問合せ先
このページに掲載されている内容について、疑問やご不明点などございましたらお気軽にお問合せください。
ウェブページの改善にご協力ください
必要な情報を適切に公開するため、ウェブページの改善に努めています。皆様の貴重なご意見をお寄せください。

※このサイトにはJavaScriptが含まれております。JavaScriptを有効に設定してからご利用くださるようお願いいたします。