エレクトロポレーション:ジーンパルサーIIシステムD(Bio-Rad)
設置場所:遺伝子実験施設3階P1実験室
機器類利用料(半期):700円(学内)
エレクトロポレーションは、目的の細胞に対して電気パルスを与えて一過的に原核・真核細胞の膜を破断する物理的原理を応用した遺伝子導入法である。キュベット内に懸濁した標的細胞に厳密にコントロールした電気パルスを与えることにより、細胞懸濁液に溶解した核酸を導入する。
本機は本体であるジーンパルサーIIと、バクテリア/酵母細胞用アクセサリーであるパルスコントローラーPLUSおよび哺乳動物細胞/植物プロトプラスト用アクセサリーであるキャパシタンスエクステンダーPLUSを備えており、様々なアプリケーションに利用可能である。
【仕様】
ジーンパルサーII
出力波形:エクスポネンシャル減衰パルス
出力電圧:50~2500V
電圧調整幅:10V刻み(High Range)、2V刻み(Low Range)
パルスコントローラーPLUS
設定抵抗値:50, 100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 800, 900, 1000∞Ω
キャパシタンスエクステンダーPLUS
設定キャパシター値:25~3275μF、25μF刻み
【使用上の注意】
・キュベットには0.1cm(バクテリア用)、0.2cm(酵母用)、0.4cm(動物細胞用)の3種類があり、各800円です。使用記録簿に使用したキュベットの種類と個数を記入して下さい。