DNAシークエンサー: LIC-4200L-2(LI-COR)&4200L-2G(NEN)
設置場所:遺伝子実験施設3階大型機器室1
機器類利用料(半期):3,000円(学内)
泳動に必要なゲルの作成・バッファーTBEの作成は、試薬の高騰等の理由から2013年4月1日廃止致しました。
(左:LI-COR製LIC-4200L-2、右:NEN製4200L-2G)
LI-COR製LIC-4200L-2とNEN製4200L-2Gはともにゲル板タイプのDNAシークエンサーである。66cmのロングゲルを使用することにより、1回の泳動で最大1,000~1,400bpの塩基配列を決定することができる。2種類の蛍光色素を個々に検出するレーザーと検出器を装備しているため、異なる蛍光色素で標識した2つのプライマーで反応を行うことによって、同時に双方向からのシーケンスを得ることが可能である。また泳動中に画像イメージをリアルタイムに表示できる。
【仕様】
蛍光色素:近赤外蛍光色素 IRD700(蛍光波長715nm)、IRD800(蛍光波長815nm)
励起方法:半導体レーザー 励起波長680nm(IRD700用)、780nm(IRD800用)
サンプル数:48サンプルまたは64サンプル
データ解析用パソコン:Windows 2000(解析ソフト:e-Seqソフトウェア)
記録メディア:フロッピーディスク、MO、USBフラッシュメモリー
【使用上の注意】
・従来は2台のDNAシーケンサーの解析をOS/2とWindowsのパソコンで行なっていましたが、OS/2のパソコンが入手困難になったため、2台ともWindowsパソコンで解析を行なうようにシステムを変更いたしました(平成18年4月25日)。
・左側のシステムを「Windows版1」、右側のシステムを「Windows版2」としますので、バッファータンク等の付属品は別々にご使用ください。どちらのシステムをご使用いただくかは予約メールの返信の際にご連絡いたします。
・どちらのパソコンもOSはWindows 2000になります。USBフラッシュメモリーがご使用いただけますので、簡単にデータをコピーすることが可能です。
・使用記録簿も別々になっていますので、使用したシステムの記録簿に正しくご記入ください。
・OS/2版と違ってWindows版はDNAシーケンサー本体の電源を入れたまま運用します。絶対に本体の電源を切らないで下さい。使用後はパソコンのシャットダウン操作のみ行なって下さい。
・泳動中にパソコンをシャットダウンすることも可能ですが、心配な場合にはパソコンはONの状態でも結構です。モニタの電源のみお切り下さい。
・泳動中に保存してあるデータの解析も行なうことができます。ただし、他人が泳動している間に解析は行わないで下さい。
・ユーザ名とパスワードはどちらも「alokawin」です。ユーザ名はデフォルトで入っていますので、パスワードのみ入力して下さい。
・シーケンスデータはDataフォルダ内に利用責任者+内線番号というフォルダを作成し、その中に保存して下さい。ただし、ハードディスク内のデータは不定期に削除しますので、必ずMOかUSBフラッシュメモリーにバックアップして保存するようにして下さい。