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受賞・表彰電子工学研究所 寺西信一特任教授が紫綬褒章を受章

2018.04.29

静岡大学電子工学研究所 寺西信一特任教授に平成30年春の褒章において紫綬褒章が授与されました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ、芸術文化分野で優れた業績を挙げた人を顕彰するもので、本学の教職員の受賞は初となります。

 寺西信一特任教授は、イメージセンサの特性を大幅に向上させる埋込フォトダイオードの開発の功績が受章理由です。同氏は、昭和53年の日本電気株式会社入社以来、イメージセンサ(CCDイメージセンサ並びにCMOSイメージセンサ)の技術開発、製品化に40年間従事してきました。その間、残像不良、画面がザラザラする暗電流ノイズの原因を突き止め、それらを劇的に改善する埋込フォトダイオードを発明し、その実用化を行いました。埋込フォトダイオード技術は現在に至るまでほぼすべてのイメージセンサで用いられており、イメージセンサが高性能化した結果、携帯電話カメラ、デジタルスチルカメラ、監視カメラ、車載カメラ、医療用カメラ、産業・ロボット用カメラをはじめいろいろな分野で応用されています。

 なお、伝達式、皇居での拝謁は5月15日に行われる予定です。


【受賞者の略歴】
氏  名:寺西 信一(てらにし のぶかず)
研究内容:固体撮像素子(CCDイメージセンサおよびCMOSイメージセンサ)の研究開発
学  歴:昭和53年 3月 東京大学 理学系大学院物理学専攻修士課程修了
職  歴:昭和53年 4月 日本電気株式会社入社 40年にわたるイメージセンサ開発のキャリアを開始した。
     平成12年 4月 同社退社
     平成12年 4月 松下電器産業(現:パナソニック)株式会社入社 
            イメージセンサの開発に従事
     平成25年 5月 同社定年退職
     平成25年 6月 静岡大学 電子工学研究所特任教授
(現在に至る)
           兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所特任教授
(現在に至る)
 現在、光子1個1個が検出できる高感度イメージセンサ、新機能イメージセンサ、科学産業用X線イメージセンサの開発を行っている。


【主な受賞歴】
 平成 5年:全国発明表彰経済団体連合会会長発明賞 「埋め込み型フォトダイオード」
 平成 9年:科学技術庁長官賞研究功績者 「高感度低雑音CCDイメージセンサの研究」
 平成12年:映像情報メディア学会丹羽高柳賞業績賞 「CCDイメージセンサの研究開発と実用化」
 平成15年:映像情報メディア学会フェロー 「高性能CCDイメージセンサの研究開発および実用化に関する貢献」
 平成22年:IEEE Fellow 「CCDイメージセンサ開発の功績」
 平成22年:英国王立写真協会進歩賞「埋込フォトダイオードを始めとするイメージセンサの先駆的開発」
 平成23年:米国写真協会進歩賞「埋込フォトダイオードの発明」
 平成25年:映像情報メディア学会丹羽高柳賞功績賞「固体撮像素子の飛躍的高性能化と国際競争力確立への貢献」
 平成25年:山崎貞一賞 「埋め込みフォトダイオードを用いたイメージセンサの開発」
 平成25年:IEEE EDS J. J. Ebers賞 「埋込フォトダイオード(Pinned Photodiode)開発の功績 
平成29年:英国クイーンエリザベス工学賞(Queen Elizabeth Prize for Engineering) “Creation of digital imaging sensors”


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