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学長メッセージ

一人ひとりの学生が輝き、教職員が活きいきと働くことのできる大学を目指して

学長に就任するに際し、国立大学法人・静岡大学をどのような大学にしていきたいのか、ビジョンと所信の一端を述べます。
第1に、なによりも人を大切にする大学でありたいと願っています。特に、学生を大切にし、社会で活躍できる人財の育成に努め、一人ひとりの学生が輝くことができるようにサポートしていきます。「勉強するなら静岡大学」「学生が成長する大学」といわれる大学をめざします。そのためには、教職員も活きいきと研究・業務を進められる環境を整備することも大切です。学生・教職員が共に成長できる大学をめざします。
第2に、地域にある国立大学として、地域に欠かせない存在感をつくりあげていくことが重要です。地域の知の拠点、文化の拠点、人財育成の拠点、産業創出の拠点、そして未来創成の拠点となりうる大学をめざします。
第3に、いくつかの研究分野で世界トップレベルの研究力を養うことが重要です。この研究力を組織として大きく伸ばすことに力を入れます。もちろん地道な研究も大切にすることは言うまでもありません。
第4に、グローバル化とダイバーシティへの対応です。特に、近隣のアジア諸国との関係を重視して、国際化を推進します。また、これまでに本学で取り組んできた男女共同参画をいっそう進め、しょうがい者や外国人も含め多様な人財を活用していきます。

さて、現在の大学に問われているのは、組織としての取組みです。国立大学法人としての経営体制を確立することとともに、大学構成員と社会へ透明性の高い情報提供を行ないます。社会の声を活かす柔軟な大学をめざし、学長のリーダーシップを発揮して前向きの提案をし、実行していきたいと思います。
国立大学法人は、本年3月末に第1期中期目標・中期計画期間を終了し、新年度から第2期(平成22~27年度)がスタートしたところです。本学の第2期中期目標・中期計画は、「自由啓発・未来創成」のビジョンに基づいて策定され、文部科学大臣による提示・認可を受けて、本学Webサイトで学生や市民にも公表します。
本学の第1期中期期間(平成16~19年度)の中間評価結果は、教育研究に関しては、ほとんどの分析単位(学部、研究科等)で「期待される水準にある」「相応に改善向上している」というものでした。これは、国立大学として教育と研究を遂行する上でその基本的役割を果たしていると評価されたものといえます。しかし、目的達成度評価という点では不十分な点もあり、今回の評価結果を真摯に受け止める必要があります。
第2期中期計画期間では、静岡大学の優位性と地域性をふまえたより特色ある教育研究を、組織として一層展開させることが求められています。そのためにも、国立大学法人としての経営体制を確立することが喫緊の課題であると考えています。第1に、第2期中期目標・中期計画を部局レベルで具体化した措置事項と年次計画の確定と周知、第2に、措置事項・年次計画の遂行上の組織の長のリーダーシップの確立と責任の明確化、第3に、大学全体及び部局レベルでの計画の進捗状況の把握・管理システムの確立、そして第4に、迅速かつ効率的な意思決定と運営執行体制の確立に取り組みます。
静岡大学はポテンシャルの高い大学であると私は信じています。総力で臨めば、困難な状況でも様々な改革が可能です。本学のすべての教職員ともども、大学を取り巻く社会の皆さまのご理解とご協力を得て、ビジョン「自由啓発・未来創成」のもとに「質の高い教育と創造的な研究を推進し、社会と連携し、共に歩む存在感ある大学」をめざし、第2期中期目標・中期計画を着実に遂行します。

そのために、教育、研究、社会連携および国際交流に関して次の方向を目指します。
【教育】
「勉強するなら静岡大学」という社会的評価を得られるような大学を目指します。そのためには、学生たちが4年間で「自分には確実に力がついた」という実感をもつことができるような、明確な教育目標を備えたカリキュラムの編成と学生の主体的な授業への参加をうながす教育方法の導入を推進します。
・共通教育、専門教育を通じたカリキュラムのなかで、コミュニケーション能力、チームワーク、外国語運用能力、情報処理能力などの汎用的技能等の能力が確実に形成されていく仕組みを作り、個々の授業を通じてそれを実現します。
・学生のキャリア形成のなかで必要となる能力開発と就職支援のための「キャリア支援センター(仮称)」を設置します。
・総合大学の利点を生かした学部を越えた学生たちの勉学面での交流の推進や、海外留学や留学生教育とも連動した教育の国際化を推進します。
・平成17年度以降、二つの専門職大学院の整備を行なってきましたが、今後も地域・社会のニーズに応える人財育成を目指して、他大学との共同大学院といった新しい枠組みの導入を含め、組織・カリキュラムの改革に取り組んでいきます。

【研究】
地域に軸足を置き、「自由啓発、未来創成」のビジョンをダイナミックに研究力強化に活かし、地域から世界に通用する研究を展開します。
・創造科学技術大学院を軸に、静岡、浜松両キャンパスの特徴を活かし、それぞれに学術中核拠点を設置し、組織的研究力の向上に努めます。
・地域の特性を活かした自然科学研究および社会文化に関わる研究、グローバル化に対応したアジア研究を推進します。
・次代を担う研究力と教育力を備えた人財を育成するため、特に若手研究者および女性研究者に配慮した研究環境を整備します。
・全学的見地で機動的に研究マネジメントを行うためのデータベースを充実し、具体的研究目標を設定した大学主導によるプロジェクト研究を推進します
・県内および東海地域大学間の連携をさらに強化した研究教育ネットワークを構築します。

【社会連携】
地域連携協働センターやイノベーション共同研究センターを中心に地域・社会との多角的な関係強化を図っていきます。
・社会連携に係わる学内組織や教職員の活動状況をデータベース化して大学の社会連携活動を可視化するとともに、個々の活動のネットワーク化を推進します。
・学内の研究活動の情報を収集分析し、地域のニーズに応える研究者グループをコーディネートしてプロジェクト研究を推進します。
・学生参加型の社会連携活動を展開します。

【国際交流】
多様な価値観を理解・容認する国際感覚を養成し、グローバルな視野に立ち、持続可能な社会発展に関する知識・態度を身に付けた人財を育成します。
・外国人学生をより多く受入れるための環境整備を行なうとともに、日本人学生との交流の場を積極的に設け、学生の国際感覚を涵養します。
・教員の国際的な共同研究を支援するとともに、外国人研究者を受け入れるための大学環境の整備を行ないます。
・地域の国際交流の拠点を目指します。

平成22年4月1日
国立大学法人静岡大学長
伊東 幸宏

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