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ニュース平成26年度静岡大学学位記授与式を挙行しました

2015.03.26

学位記授与式の様子


学長告辞

 平成26年度静岡大学学位記授与式が,平成27年3月21日(土)静岡地区(静岡市民文化会館大ホール)で,翌22日(日)浜松地区(浜松市教育文化会館はまホール)で挙行されました。
静岡地区では,静岡大学管弦楽団,浜松地区では,吹奏楽団の演奏が行われ,厳かな雰囲気の中での開式となりました。
式典では,伊東幸宏学長から,卒業生・修了生に対し,心温まる告辞があった後,続いて,静岡地区では,先輩講話としてヤマザキマザック株式会社 海老原英紀様(平成23年3月大学院理学研究科修了)から,浜松地区では,来賓祝辞として,浜松工業会会長 大須賀俊彦様から,それぞれ,はなむけのことばをいただきました。
続いて,卒業生・修了生を代表して静岡地区は,理学部星野望美さん,浜松地区は,工学部西本昂司さんから,静岡大学での4年間の学生生活を振り返ながら,関係教職員に対する謝辞がありました。
また,あわせて学業成績が優秀な卒業生(各学部1名)に対して,学長から成績優秀者表彰が行われ,表彰状と記念品が贈られました。


卒業生謝辞
理学部 星野 望美さん


卒業生謝辞
工学部 西本 昂司さん

<卒業者数>

○学部

人文学部 444名
教育学部 404名
情報学部 191名
理学部 204名
工学部 548名
農学部 150名

○大学院(修士課程)

人文社会科学研究科 24名
教育学研究科 55名
情報学研究科 45名
理学研究科 70名
工学研究科 291名
農学研究科 65名

○大学院(後期3年のみの博士課程)

教育学研究科 2名
自然科学系教育部 31名

○大学院(専門職学位課程)

教育学研究科 19名
法務研究科 4名

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<平成26年度静岡大学学位記授与式 告辞(静岡)>

 ただ今、学部1202名、大学院修士課程214名、専門職学位課程の教職修士19名、大学院博士後期課程11名、そして専門職学位課程の法務博士4名の方々に、それぞれ学位記を授与致しました。また、愛知教育大学との共同大学院として教育学博士の学位を2名の方々に授与いたしました。 
 明日の浜松キャンパスでの卒業・修了を合わせると、学部1941名、大学院修士課程550名、大学院博士課程33名、専門職学位課程23名、論文提出による博士1名の合計で、2548名の方々に学位記を授与することとなります。
 卒業生、修了生の皆様方、ご卒業おめでとうございます。 ここに、静岡大学教職員を代表して、お祝いを申し上げます。卒業生・修了生の今日のこの日を心待ちにしてこられた、ご家族・保護者の皆様方には、心よりお祝い申し上げます。 おめでとうございます。
 ご多忙にも関わらず、授与式にご臨席をたまわりました方々に、厚く御礼を申し上げます。有難うございます。

 さて、おめでたい席ですが、あえてお話ししたいことがあります。2011年3月11日の東日本大震災についてです。
 報道等によれば、2015年2月時点で、避難している人はおよそ23万人、プレハブの仮設住宅に住んでいる人はおよそ8万人以上います。東京電力福島第一原子力発電所の避難指示区域では8万人の方が避難しています。丸4年過ぎましたが、住み慣れた自宅やコミュニティを失って、仮住まいの人がまだ大勢いらっしゃるのです。
 東北から遠い地域では、私を含め、それらの事実を忘れがちになります。復興への取り組みは、まだまだ続きます。息の長い支援が必要です。なによりも大切なのは、忘れないことではないでしょうか。静岡大学を卒業するみなさまも、どうか今一度、心に留めていただければと思います。
 ところで、「津波日本一の町」をご存知でしょうか? 南海トラフ地震で想定される津波が、全国最大の34メートルになるといわれた町です。新聞やテレビで「津波日本一」という有難くない名前をもらったのは、高知県の西部にある人口約1万2千人の黒潮町(くろしおちょう)です。
 1月12日と13日の読売新聞によれば、黒潮町の第三セクターが、特産品をふんだんに使って非常食用の缶詰を開発したそうです。「カツオと国産キノコのポモドーロ」「タイとアーティチョークのカレー風」などです。4月から各地の「無印良品」で販売されるそうです。非常食は気づかないうちに賞味期限が切れてしまうことも多いので、日常的に食べてもらえるおいしさを追求したと開発担当者はのべています。知名度があがったのを利用して「防災の町」として売り込もうという戦略です。黒潮町は「犠牲者ゼロ」を目標に、住民と一体となって命を守る取り組みを続けています。
 「ピンチはチャンスだ」「弱みは強みだ」といいますが、実際にはピンチをチャンスに変えることはとても難しく、気持ちが萎えて前に進めなくなることもあります。
 しかし、黒潮町はもののみごとに、ピンチをチャンスに変え、弱みを強みにしました。弱みを知ることは、今の自分を見つめ直し、戦略的に今後を考える武器になるということを、改めて思い知らされました。ピンチは自分を振り返るきっかけになります。同時に、ピンチをチャンスに変えるには、発想の転換や豊かな想像力が必要だと気付かされます。
 これからの人生、今の自分からは想像もできないような様々なことが起こるでしょう。楽しいこともつらいことも、いいことも悪いことも、ピンチもチャンスも起こります。
 そのとき、狭い視野にとらわれず、少し自分を俯瞰してみてください。一人で解決するのは難しいこともあるでしょう。誰かに相談し、協働して解決することも必要になるでしょう。あるいは、自分の過去を振り返ってみることも役に立つでしょう。幼少期を過ごした町に行って、幼かったころどんな夢を持っていたか、青春期を過ごした学校を訪ねて、何を目指して勉強をしてきたか、振り返ってみることで自分を再発見することができるかもしれません。
 静岡大学はみなさんの出身校・母校であると同時に、こころの拠り所としての「故郷(ふるさと)」でもありたいと思っています。「故郷(ふるさと)」を思う気持ちで、これからもずっと静岡大学を想っていただけると、幸いです。

 学び舎の静岡大学を忘れず、これからの人生をしなやかに、精一杯生きていってほしいと願っています。みなさんの今後の活躍を期待しております。

 これをもちまして、静岡大学長としての、平成26年度学位記授与式の告辞と致します。


平成27年3月21日
国立大学法人静岡大学長
伊東 幸宏

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<平成26年度静岡大学学位記授与式 告辞(浜松)>

 ただ今、学部739名、大学院修士課程336名、大学院博士後期課程20名、そして論文提出による博士1名の方々に、それぞれ学位記を授与致しました。また、愛知教育大学との共同大学院として教育学博士の学位を2名の方々に授与いたしました。 
 昨日の静岡キャンパスでの卒業・修了を合わせると、学部1941名、大学院修士課程550名、大学院博士後期課程33名、専門職学位課程23名、論文提出による博士1名の合計で、2548名の方々に学位記を授与致しました。
 卒業生、修了生の皆様方、ご卒業おめでとうございます。 ここに、静岡大学教職員を代表して、お祝いを申し上げます。卒業生・修了生の今日のこの日を心待ちにしてこられた、ご家族・保護者の皆様方には、心よりお祝い申し上げます。 おめでとうございます。
 ご多忙にも関わらず、授与式にご臨席をたまわりました方々に、厚く御礼を申し上げます。有難うございます。

 さて、おめでたい席ですが、あえてお話ししたいことがあります。2011年3月11日の東日本大震災についてです。
 報道等によれば、2015年2月時点で、避難している人はおよそ23万人、プレハブの仮設住宅に住んでいる人はおよそ8万人以上います。東京電力福島第一原子力発電所の避難指示区域では8万人の方が避難しています。丸4年過ぎましたが、住み慣れた自宅やコミュニティを失って、仮住まいの人がまだ大勢いらっしゃるのです。
 東北から遠い地域では、私を含め、それらの事実を忘れがちになります。復興への取り組みは、まだまだ続きます。息の長い支援が必要です。なによりも大切なのは、忘れないことではないでしょうか。静岡大学を卒業するみなさまも、どうか今一度、心に留めていただければと思います。
 ところで、「津波日本一の町」をご存知でしょうか? 南海トラフ地震で想定される津波が、全国最大の34メートルになるといわれた町です。新聞やテレビで「津波日本一」という有難くない名前をもらったのは、高知県の西部にある人口約1万2千人の黒潮町(くろしおちょう)です。
 1月12日と13日の読売新聞によれば、黒潮町の第三セクターが、特産品をふんだんに使って非常食用の缶詰を開発したそうです。「カツオと国産キノコのポモドーロ」「タイとアーティチョークのカレー風」などです。4月から各地の「無印良品」で販売されるそうです。非常食は気づかないうちに賞味期限が切れてしまうことも多いので、日常的に食べてもらえるおいしさを追求したと開発担当者はのべています。知名度があがったのを利用して「防災の町」として売り込もうという戦略です。黒潮町は「犠牲者ゼロ」を目標に、住民と一体となって命を守る取り組みを続けています。
 「ピンチはチャンスだ」「弱みは強みだ」といいますが、実際にはピンチをチャンスに変えることはとても難しく、気持ちが萎えて前に進めなくなることもあります。
 しかし、黒潮町はもののみごとに、ピンチをチャンスに変え、弱みを強みにしました。弱みを知ることは、今の自分を見つめ直し、戦略的に今後を考える武器になるということを、改めて思い知らされました。ピンチは自分を振り返るきっかけになります。同時に、ピンチをチャンスに変えるには、発想の転換や豊かな想像力が必要だと気付かされます。
 これからの人生、今の自分からは想像もできないような様々なことが起こるでしょう。楽しいこともつらいことも、いいことも悪いことも、ピンチもチャンスも起こります。
 そのとき、狭い視野にとらわれず、少し自分を俯瞰してみてください。一人で解決するのは難しいこともあるでしょう。誰かに相談し、協働して解決することも必要になるでしょう。あるいは、自分の過去を振り返ってみることも役に立つでしょう。幼少期を過ごした町に行って、幼かったころどんな夢を持っていたか、青春期を過ごした学校を訪ねて、何を目指して勉強をしてきたか、振り返ってみることで自分を再発見することができるかもしれません。
 静岡大学はみなさんの出身校・母校であると同時に、こころの拠り所としての「故郷(ふるさと)」でもありたいと思っています。「故郷(ふるさと)」を思う気持ちで、これからもずっと静岡大学を想っていただけると、幸いです。

 学び舎の静岡大学を忘れず、これからの人生をしなやかに、精一杯生きていってほしいと願っています。みなさんの今後の活躍を期待しております。

 これをもちまして、静岡大学長としての、平成26年度学位記授与式の告辞と致します。


平成27年3月22日
国立大学法人静岡大学長
伊東 幸宏

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