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ニュースFM.Hiゆうラジ!Radio魂内「静大スタイル」本学第三期若手重点研究者出演企画
第6回目は、工学部 松井 信准教授が出演しました

2017.04.20

 FM.Hi「ゆうラジ!Radio魂(76.9MH)」内「静大スタイル」のコーナーは、本学の公認サークル団体「CUE-FM放送研究会」が司会を務め、毎週木曜日夕方5時23分から5時53分まで放送している番組です。この番組は、私たちが学ぶ静岡大学の先生をより身近に!をコンセプトに第3期若手重点研究者に選定された教員に隔月で出演いただいています。
 今回のゲストは、工学部 機械工学科 松井 信(まつい まこと)准教授で、4月20日(木)に生出演いただきました。

 松井信先生の専門は、「宇宙工学」。徳島県生まれ。趣味は、食べ歩き、料理だそうです。
今回は、先生の研究内容から趣味の話など、日頃大学では、聞くことのない内容にもお話いただきました。

宇宙工学について説明する
松井信准教授


収録の様子

●レーザープラズマとは何ですか、また、その応用とは具体的にどんなものがありますか?
 プラズマですが、水を例に取ると温度が低いと氷、つまり固体状態で加熱して温度を上げると液体になり、さらに温度を上げると水蒸気、つまり気体になります。この気体をさらに加熱すると分子が電離してイオンと電子に分かれます。この状態、電離した気体のことをプラズマと呼びます。
 レーザープラズマとは、従来の放電ではなくレーザーを用いて気体を加熱し生成したプラズマのことです。
レーザー光はレンズで集光できるので局所的に非常に高いエネルギーを集中でき1万度以上の高温プラズマを生成することができます。 レーザープラズマ自体は汎用的なプラズマ源ですので応用用途は非常に幅広いのですが、我々は大気圏突入時の高温環境を模擬できる風洞への応用を考えています。
宇宙から地球に帰ってくる時、例えばスペースシャトルは新幹線の100倍の速度で大気圏に突入します。この時、機体表面の空気が圧縮され最大で6000度まで温度が上昇します。この高温環境から機体を衛ために耐熱材が必要なのですがその開発には地上で高温の流れを作り出し、耐熱試験をする必要があります。
 我々はレーザープラズマを用いてこの高温流れを作り出せる装置(風洞)の開発を行っています。



●他の研究室や他大学との連携はありますか?また、そこではどんな研究をしていますか?
 私の恩師である東京大学小紫教授とは今でもレーザープラズマ風洞の研究を共同で行っています。
 また、レーザープラズマをエンジン源とした打上ロケットのプロジェクトチームを昨年名古屋大学の森先生とともに立ち上げて予備実験を行っています。
 その他、はやぶさを開発したJAXA宇宙科学研究所の國中研究室の客員准教授も兼ねており、プラズマエンジンの評価に携わっています。

●現在の研究を行うきっかけは何ですか?
 子どもの頃に父親が宇宙博物館やケネディ宇宙センターに連れて行ってくれた思い出があり、自然と宇宙が身近なものに感じていました。

●先生が最近注目している出来事・ニュースを教えてください。
 スペースX社の再使用ロケット成功です。スペースX社が1回使用したロケットを回収し、再度打ち上げに使い、もう一度回収することに成功しました。これにより、「回収・再利用する」という技術が実現可能であることを実証されました。何回の再使用が可能で、どこまでコストを引き下げることができるか注目したいですね。

●リクエスト曲は何かありますか?
 Mr.Childrenの「終わりなき旅」です。いい曲ですね。
必ずしも成功ばかりではなく、うまくいかない時もあります。そんな時に聴きたくなる一曲です。

●最後に、先生の研究室の様子、そして、これからどのような学生に入学してほしいですか?
 松井研究室には、11名の学生がいます。学生自ら設計や組立をして、学会前は昼夜問わず研究しています。好きだから頑張れる子が多いですね。
 実験や研究は、うまくいかないことや失敗することもあり、精神的にきつくなることもありますが、うまくいかなかった時に落ち込むだけじゃなく、逆境に立った時にむしろ燃えるような立ち向かう心がある学生、何度もチャレンジする学生がいいですね。


 次回の放送は、平成29年6月15日(木)、出演は理学部数学科の木村 杏子(きむら きょうこ)先生を予定しています。
 どうぞ、お楽しみに!


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