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ニュースFM.Hiゆうラジ!Radio魂内「静大スタイル」本学第三期若手重点研究者出演企画
第8回目は、農学部 大西 利幸(おおにし としゆき)准教授が出演しました

2017.08.24

 FM.Hi「ゆうラジ!Radio魂(76.9MH)」内「静大スタイル」のコーナーは、本学の公認サークル団体「CUE-FM放送研究会」が司会を務め、毎週木曜日夕方5時23分から5時53分まで放送している番組です。この番組は、私たちが学ぶ静岡大学の先生をより身近に!をコンセプトに第3期若手重点研究者に選定された教員に隔月で出演いただいています。
 今回のゲストは、農学部 応用生命科学科 大西 利幸(おおにし としゆき)准教授で、8月17日(木)に生出演いただきました。

 大西先生の専門は、「生物有機化学」。大阪府出身。
今回は、先生の研究内容の話などを中心にお話いただきました。

お茶の香りの貯蔵メカニズムについて説明する大西利幸先生


生放送の様子

●先生がなさっている研究について、教えてください。
 植物が作り出す化合物には、薬や食品材料のように人類にとって有用なものがあります。このような化合物を植物がどのように作り出しているか、植物がなぜそのような化合物を生み出しているかを研究しています。
 もう少し具体的に取り組んでいる研究の一つを紹介しますと、チャの香りの貯蔵メカニズムについて、お話しさせていただきます。
 お茶は世界中で飲まれている飲料で、緑茶、烏龍茶、紅茶がよく飲用されています。その香りは、お茶の品質を決定付ける重要な要素です。紅茶や烏龍茶は香り成分により華やかな香りが特徴であり、緑茶の香りは紅茶や烏龍茶と比べて少ないものの爽やかな香りが特徴です。しかし、このように香りのバラエティーが異なる緑茶、烏龍茶、紅茶ですが、ただ一種のチャノキ(チャ;Camellia sinensis)から製造されています。つまり、緑茶、烏龍茶、紅茶のいずれも香り成分の“源”は同じです。チャノキにおいて香り成分は「配糖体」と呼ばれる物質として貯蔵されています。これがチャノキの香り成分の“源”です。そして、チャノキに内在する糖加水分解酵素によって配糖体は香り成分と糖部分に切断され、香り成分が遊離します。緑茶、烏龍茶、紅茶のそれぞれの加工工程において、糖加水分解酵素の働きが調節され、バラエティーに富んだ香りのお茶が作り出されます。
 本研究では、チャの香り成分を安定的に貯蔵する配糖体を作り出す酵素遺伝子を発見し、茶の香り成分を細胞内に貯蔵するメカニズムを明らかにしました。


●他大学や他の研究室との連携はありますか。
 今回、紹介した研究は、山口大学や神戸大学の教員だけでなく企業の研究員の方と連携し、共同研究として実施いたしました。学内の他の研究室とは、例えば、農学部附属地域フィールド科学教育研究センター (藤枝フィールド)においてチャノキなどを用いた共同研究を行っています。

●先生の研究室の様子、そして、これからどのような学生に入学してほしいですか。
 週1回実験結果を報告する報告会を行っています。自分で問題点を洗い出し、その解決方法を論理的に提案し、実施する能力を向上できるゼミを目指しています。
 自分で考えて答えを導く姿勢を持った学生が向上していけると思いますので、まず自分の周りにある問題点に気づく努力ができ、探究心のある学生を希望しています。

●リクエスト曲は何かありますか?
 B'zの「スイマーよ!」をお願いします。
曲中に「迷いを吸いこみ 自信をはきだして これからどこまでゆこう」という歌詞があり、何か迷いが生じたときに一歩踏み出す一曲ですね。


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