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静岡大学 社会連携シーズ

環境移行と学校適応
学校適応と生徒指導

環境移行と学校適応
学校適応と生徒指導

キーワード

学校適応と生徒指導、児童期、思春期、環境移行、発達

研究内容

 1つ目は、小・中学生の問題行動といった学校適応に関する研究です。小・中学生の問題行動に対して、教師はどのように関わることが必要なのか、生徒指導との関連について調べています。登下校や休み時間などのちょっとした隙間のような時間に、教師が子どもに声をかけるといった関わりを持つことが学校適応感を促進する上で重要なことが分かりました。学校適応を促進する時期としては、特に中学2年次に上記のような関わりが必要であることが明らかになっています。

 2つ目は、学校統廃合と学校適応に関する研究です。自分が所属している学校がなくなることを、子ども達はどう捉えているのか、学校統廃合を子どもの視点から捉えました。公立中学校における統廃合のケースでは、規模の小さい学校出身の中学3年生において、統廃合前後でストレス感の上昇や学校享受感の低下が明らかになりました。学校統廃合による環境の変化に戸惑っている生徒が一部にいることが分かりました。

 3つ目は、小中一貫教育と学校適応に関する共同研究(代表:和光大学梅原利夫)です。小中一貫校は、子どもの発達にどのような影響を及ぼすのかを非一貫校と比較しながら調べています。小中一貫校の場合、小学校高学年から中学校文化が前倒しされている可能性など、小中一貫校が持つメリットとデメリットが明らかになっています。

 4つ目は、不祥事に強い職場環境要因の解明に関する研究です。市や教育委員会と連携し実証研究にもとづき検討できるよう,調査準備を進めています。

社会連携に向けたアピールポイント

 1歳児健診や3歳児健診の発達相談員や小中学校での相談員など、実践とのつながりを持ちながら「片手に理論、片手に実践」を意識して調査を進めています。

関連書籍等: 
金子泰之 2018 中学生の学校適応と生徒指導の研究 ナカニシヤ出版 
大久保智生・牧郁子編著 2018 教師として考え続けるための教育心理学 ナカニシヤ出版(環境の変化と学校適応p110-p115を執筆)
都筑学編著 2021 他者を支援する人はいかに成長するのか-心理臨床、福祉・障害、教育・保育の現場で働く支援者の奇跡- ナカニシヤ出版(支援者になっていくこととは? p54-p60を執筆)
梅原利夫・都筑学・山本由美 2021 小中一貫教育の実証的検証 花伝社(第4章 第3期調査(2018~2019年度)における調査結果p48-p63を執筆)(第8章 子どもの発達段階の節目を保障できる小中一貫教育とはp93-98を執筆)
加藤弘通・岡田有司・金子泰之 2022 教育問題の心理学 福村出版(第2章 非行・問題行動p40-60を執筆)(第10章 学校統廃合p270-288を執筆)
永房典之(編) 2025 発達心理学の基礎と支援ー生涯発達・発達障害・発達臨床の理解ー 八千代出版(第6章 青年期の発達p96-112を執筆)

SDGs目標

年度

2026~

教員氏名
金子泰之
フリガナ
カネコ/ヤスユキ
所属
学術院融合・グローバル領域
職名
准教授
研究分野
  • 人文・社会教育心理学
e-mail
HP
https://tdb.shizuoka.ac.jp/RDB/public/Default2.aspx?id=11251