子ども自身が自分のリスクを把握して、自分で対応するリスクマネジメント力の育成を目指した「こころのリスク診断」の共同研究をスタート -ポストコロナ時代における多様なリスクに対応するための診断サービスを提供-

プレスリリース

静岡大学教育学部 塩田 真吾 准教授(専門:教育工学・授業デザイン)と、KENTEM(株式会社建設システム)(本社:静岡県富士市、代表取締役社長:重森 渉)は、ポストコロナ時代において、様々なリスクに対応するために、子ども自身が自分のリスクを把握して、自分に合った対応方法を考えるための診断サービス「こころのリスク診断」の研究を共同で開始いたします。

現在、学校教育では、感染症、SNS、いじめ、怪我など様々なリスクがあります。
特に、いじめ等による子ども達の精神的な苦痛が深刻化しています。
こうした中、健康観察やSOS相談機能をデジタル化したサービスが開発されており、学校教員が子ども達の状況を把握し、早期発見するための取り組みが進められています。

しかし、安全教育・安全管理の推進に向けて、大きな障害となるのが教員の業務負担です。
教員の働き方改革が進行する中で、様々な問題への個別対応や丁寧な保護者対応が求められます。
本来であれば、こうしたリスクに対して、予防的なアプローチが必要ですが、現状はそこまで至っておらず個別の教員への業務負担の増加が危惧されます。

そこで本研究では、塩田准教授とKENTEM(株式会社建設システム)の知見を活かし、診断サービス「こころのリスク診断」を開発することで、子ども達が自身の力でリスクに対し、自身で早期対応できるようなリスクマネジメント能力の育成を目指します。

本教材の特徴は、大きく2つあります。
1つ目に、自身のリスクを把握しやすいよう工夫されています。
本サービスでは、定期的に精神状況や生活習慣に関する質問に回答することで、その変化量によるグラフやアラートを通して自身のリスクの把握がしやすくなります。
2つ目に、把握したリスクを早期対応するための工夫が取り入れられています。
リスク対応については、少し先輩にあたる高校生や大学生の調査から、学生時代のリスクとその対応が提示されています。
既存のサービスと比較して、新しく2つの機能が導入されることで、子ども達自身でリスクを把握し、対応するための支援ができる教材になっています。

詳しくは、ぜひ記者会見にご参加ください。

記者会見
開催日

2024年09月05日()

時間 10:00受付、10:30開始
場所 札の辻クロスホール 
(〒420-0031 静岡市葵区呉服町1丁目30 札の辻クロス6階)
交通アクセス
会見概要 10:00 受付
10:30 開会
10:35 趣旨説明(取り組みの経緯、概要、展開など)
10:55 写真撮影
11:00 質疑応答
11:30 終了
公開授業
開催日

2024年09月05日()

午後に「こころのリスク診断」を活用した公開授業を予定しております。
ぜひご参加いただけますようお願い申し上げます。

時間 午後(詳細時間未定)
※受付時間、開始時間等は別途お知らせいたします。
場所 静岡市立駒形小学校
(〒420-0054 静岡県静岡市葵区南安倍2丁目1−1)
参加方法 事前申し込みの上、直接現地にご集合ください。
現地受付時間等は申し込みいただいた方に別途お知らせいたします。
実施内容 ・公開授業
・質疑対応
・取材対応
 イメージ図

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本件に対する
お問い合わせ先:

KENTEM(株式会社建設システム)
経営企画部 日向(ひゅうが)
TEL:0545-23-2600
E-mail:ry-hyuga[at]kentem.co.jp

●静岡大学 教育学部
 准教授 塩田真吾
TEL : 054-238-4673
E-mail:shiota.shingo[at]shizuoka.ac.jp

●静岡大学 総務部広報・基金課
TEL : 054-238-5179
E-mail:koho_all[at]adb.shizuoka.ac.jp

※全て[at]を@に変更してご使用ください。

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