静岡大学に青森産リンゴ果実50種が大集結!「多様性」を学ぶ展示会をキャンパスミュージアムで実施

プレスリリース

園芸イノベーション学研究室を主宰する農学部 松本 和浩 教授 は、前任地の弘前大学で果肉の赤い珍しいリンゴ‘紅の夢’など、多くのクッキングアップルの開発・栽培研究に取り組んできました。
現在もイギリスのクッキングアップル‘ブラムリーシードリング’がなぜ料理のソースに使われるのか?などの研究を通して、「生食」以外のリンゴの普及・研究に取り組んでいます。

静岡大学キャンパスミュージアムが初めて農学部の研究室とコラボして行う本展示会では、共同研究先の弘前大学藤崎農場から50種の本物のリンゴ果実を提供していただきました。
世界一の生産量を誇る‘ふじ’の育成地「藤崎農場」で生産された生食の王様で、我々が慣れ親しんだ‘ふじ’はもちろんのこと、果皮が緑色の品種、果肉が赤い品種、縦長の品種、サクランボのように小さな品種等々、色、形、大きさ、香りの様々な品種が一堂に集います。

開催日

2022年12月05日() ~2022年12月22日()

平日(金曜日休館)10時~16時

場所 静岡大学静岡キャンパス 理学部B棟 キャンパスミュージアム
イベント詳細 この企画は12月3日(土)に川根本町久野脇地区で園芸イノベーション学研究室が主催する「リンゴと庭の果樹」をテーマにした公開講座との姉妹企画です。

コロナ禍でなければ、実際に「食べて」甘さ、酸っぱさ、硬さなどの多様性も感じていただきたいのですが、それができないため、本展示会では、せめて舌以外の五感をすべて使ってリンゴの世界の奥深さを感じていただこうと、博物館での展示でありながら見るだけでなく、触ってよし、嗅いでよしと、通常の博物館では得られない、リアルな体験をしていただきます。

我々が小売店で出会うリンゴは日本国内で栽培されている約2000種のリンゴの中の数品種。「甘さ」だけで選ばれた品種がほとんどです。本物の果物の世界はもっと豊か、これを楽しまないなんてもったいない!

リンゴの多様性の理解を通じて、多くの皆さんにくだものの多様性、農作物の多様性、その奥に潜む文化や風土の多様性に目を向けてもらうことを目指します。
取材いただき、紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

申込み方法・問い合わせ先:

【リンゴの展示について】
静岡大学農学部園芸イノベーション学研究室
教授 松本和浩
TEL:054-238-5149
E-mail:matsumoto.kazuhiro[at]shizuoka.ac.jp

【キャンパスミュージアムについて】
キャンパスミュージアム館長
理学部教授 塚越 哲
TEL:054-238-6353
E-mail:tsukagoshi.akira[at]shizuoka.ac.jp

※[at]を@に変更してご利用ください。

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