静岡大学農学部藤枝フィールドで育成したフジの苗木を藤枝市内の苗木の里親へ
静岡大学農学部藤枝フィールドでは、マメ科の育成および品種開発に関する知見を活かし、静岡県藤枝市の花である「フジ」の新品種開発に関する共同研究を実施しています。
この度、藤枝市で「フジの里親プロジェクト」が実施されることとなりました。
藤枝フィールドで2年かけて育成した苗木(蓮華寺池公園の「フジの庭園」のフジから自然交雑で得られた種子の苗木)を、藤枝市内の里親となる市民(または事業所)へ2本預け、4年間育ててもらい、1本を市に引き渡してもらうというものです。
開花時期が従来のものより遅かったり、長い期間咲いたりするような特徴が現れた場合は、フジの一部を提供いただき、挿し木等で増やし、新品種開発の研究対象になる可能性があります。
【参考】「フジ」の新品種開発に関する共同研究
・研究期間:令和4年度~令和6年度
・研究内容:静岡大学農学部藤枝フィールドと藤枝市の共同研究により「フジ」の新品種の開発に挑戦しています。蓮華寺池公園内『フジの庭園』のフジを用いて、開花・形質特性の調査や繁殖方法の技術開発を行うとともに、様々な育種方法を用いてフジの品種改良を行います。