静岡大学陸上競技部2人が自己ベストを目指す -静岡から いざインカレへ-
9月19日にインカレ(陸上競技)が開幕します。今夏、スポーツの祭典・パリ五輪が熱く盛り上がりましたが、国内では大学生が主役となるインカレが神奈川で開催されます。
静岡大学から女子400mハードルに 北嶋 茉智 さん(地域創造学環4年)、3000m障害に 小名 陽日 さん(同4年)が出場します。
北嶋さんは、中学から陸上競技を始め、節目の10年を迎えます。
高校2年時に自己ベストを出し、大学での更なる成長を目指し、トレーニングを積んできました。
しかし、大学では自己ベストを更新できず苦しい時期を過ごし、昨年秋に競技から離れることも考えたといいます。
その時支えたのが陸上競技部の後輩たちの存在でした。
陸上から離れるギリギリのところで、「辞めないで」と繋ぎ止めてくれた、と 北嶋さんは振り返ります。
迎えた5月の東海インカレで、ついに自己ベストを更新し、インカレの出場権を獲得。
「後輩たちとは上下関係はありつつも気兼ねなく話せる仲で、先輩として最高の雄姿を見せたい」と意気込みを語りました。
苦しい時期を支えてくれた後輩のためにも、インカレで最高のレースを見せます。
小名さんは、大学に入ってからハードルや水濠を越える障害レースに挑戦し始め、昨年度、東海インカレで優勝、西日本インカレで入賞を果たすなど、センセーショナルな活躍をしてきました。
現在は、1500mのレースに出場するなど、スピードの強化に主眼を置いてトレーニングをしています。
さらに基本的な走力をつけるため、静岡キャンパス特有の坂道を利用した『坂道ラン』で基礎走力の強化を図っています。
「とにかく陸上が大好きで走るのが楽しい、良いレースをしたい」と、最後のインカレに照準を合わせています。
顧問の 野津 一浩 准教授(教育学部)は「日頃から努力を続けている学生たちだから、大きな舞台でも間違いなく素晴らしい走りを見せてくれるはず」と太鼓判を押しました。
【第93回日本学生陸上競技対校選手権大会(インカレ)】
2024年9月19日(木)~22日(日)
神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu
[参考]
第90回東海学生陸上競技対校選手権大会(東海インカレ)
2024年5月24日(金)~26日(日)
○女子400mハードル
2位(1分01秒70) 北嶋 茉智(地域創造学環4年)
標準記録を突破、第93回日本学生陸上競技対校選手権大会への出場資格を獲得
○女子3000m障害
1位(10分57秒01) 小名 陽日(地域創造学環4年)
大会2連覇、地区インカレ王者として第93回日本学生陸上競技対校選手権大会へ出場