静大発ベンチャーが学生ボランティアによる被災地支援を実施

2024/09/02
ニュース

大学発ベンチャーとして静岡大学教育学部藤井基貴研究室と慶應義塾大学環境情報学部大木聖子研究室とで2022年に設立された一般社団法人BOSAI Edulab(ボウサイ・エデュラボ)が、新たな事業として「ユース災害ボランティア基金」を立ち上げ、7月から8月にかけて能登半島に学生ボランティアを送り出しました。

本事業では、2024年7月から50名を定員として学生ボランティアの募集を開始し、事前のオンライン研修を受けた全国15大学の学生たちが輪島市や能登町での災害ボランティア活動に参加しています。
学生たちは3泊4日の日程ごとにチーム編成され、家屋の片付け、家財の搬出、児童への学習支援、ボランティアセンターの清掃などの活動を行っています。
現地までの参加者の交通費、宿泊費、送迎費用は基金からまかなわれており、基金の設立にあたっては公益財団法人風に立つライオン基金、公益財団法人日本財団等から支援を受けています。
また、現地での活動にあたっては輪島市社会福祉協議会、丸石製薬、ゲストハウスBY THE SEA NOTO、北鉄奥能登バスよりご支援・ご協力をいただいています。

8月23日には(一社)BOSAI Edulabの理事をつとめる 藤井 基貴 准教授と 上田 啓瑚 さん(本学卒業生)が現地を視察し、輪島市福祉協議会や能登町役場(教育委員会)などを訪問しました。
また防災教育の先進校として知られる能登町立小木中学校では静岡大学教育学部で開発された「防災道徳」の授業案や「情報防災訓練」の教材(塩田研究室)が活用されており、教員や生徒のみなさんとも防災教育の取組について意見交換がなされました。

同基金では今後も9月10日より山形県酒田市、3月には再び石川県輪島市等での災害ボランティア事業を実施する予定です。

テレビ・新聞等での紹介

静岡新聞「静大発ベンチャーが基金設立」(8月30日)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1538219.html

テレビ金沢「ボランティアが被災地で活動」(8月8日)
https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category/society/kt92487ee229d44a9894b17264299f1978

北陸中日新聞「学生ボラ旅費支援します」(8月6日)
https://www.chunichi.co.jp/article/939479

NHK金沢「旅費や宿泊費を提供」(7月27日)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20240727/3020021053.html

「風に立つライオン基金」ウェブサイトでのご紹介
https://lion.or.jp/news/report/20240825.html

輪島市での災害ボランティア活動(第11陣メンバー)能登マークでパチリ

輪島市での災害ボランティア活動(第11陣メンバー)能登マークでパチリ

能登町・眞智教育長を訪問(写真中央):藤井准教授(左)上田さん(右)

能登町・眞智教育長を訪問(写真中央):藤井准教授(左)上田さん(右)

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