【防災総合センター】静岡県行政職員防災講座が行われました
静岡県及び県内市町の防災担当職員を対象とした防災講座が、9月5日(木)と6日(金)の2日間にわたり、Zoomオンライン形式で行われました。
本講座は静岡県との協定に基づき、令和元年度から、静岡県危機管理部危機情報課と静岡大学防災総合センターが共同して実施しているもので、今回は、静岡県及び県内自治体から28名の職員の方が参加しました。
例年は50名を超える参加者がありますが、8月の南海トラフ地震臨時情報の発表や、台風10号などへの対応で、本講座の受講が難しかったものと思われます。
講座は、講義とグループ演習(ワークショップ)及び内閣府作成の動画視聴を内容として行われました。
このうち、講義は、国の機関から、内閣府の星尾日明風水害対策調整官と、静岡地方気象台の 石川 聡、中堀 康弘 の両防災官が講師として参加したほか、静岡県地震防災センターの油井 里美 所長 及び 本学防災総合センターの 牛山 素行 教授 も担当。
避難情報に関するガイドライン、地震・火山災害の基礎、風水害の基礎などについて、自治体対応の課題等を交えながら、説明がありました。
また、グループ演習では、設定された場面ごとに自治体としての対応策等を話し合い、発表しました。
演習には国土交通省の 高木 康伸 大臣官房参事官付専門官が「市長」役として参加、牛山教授がアドバイザーとして解説を行うなど、災害時の情報発信のあり方などを学ぶ有益な場となりました。
本講座は、来年2月にフォローアップ研修が行われる予定です。