富田 因則 教授(グリーン科学技術研究所/農学部)の「コメ価格高騰の見通し」に関する解説が複数メディアで取り上げられました

2025/02/21
メディア

富田 因則 教授(グリーン科学技術研究所/農学部)が「令和の米騒動」とも呼ばれるコメ価格高騰の背景や今後の見通しについて、複数メディアから取材を受け、専門的見地からの解説がそれぞれ取り上げられました。


【2月19日掲載:産経新聞】コメ値上がりが食卓翻弄、9割高騰でもはやマネーゲーム 切り札の備蓄米放出も効果未知数
政府の備蓄米が3月中旬にも放出される見通しとなったことを受け、富田教授は、
「備蓄米放出によって価格は一時的に下がるだろう。しかし、高い需要がありながら、特に強く気候の影響を受けるコシヒカリが日本の米の3割を占めている以上、今後も安心はできない。」
と指摘しました。

【2月4日放送:NHK TV 静岡】「コメの価格」高騰続く 家計の影響は?背景事情は?
2023年夏の猛暑による減産をきっかけに顕在化したコメ不足。富田教授はコメの専門家としての見地から、
「気候変動に弱いコシヒカリが我国シェアの33%を占める一大ブランドになっており、コシヒカリが作りにくい地球温暖化が続く以上は市場に安心感は生まれず、品質の良いコメ作りに高い価値が付くだろう。抜本的な対策として、地球温暖化で頻発する大型台風、豪雨、熱波、病害虫に耐える新品種への転換が必要。」
と解説しました。

JP / EN