大手企業52社が参加 教育CSRシンポジウムを開催 ― LIXIL・富士通・ヤマハが最新事例を発表 ―

2025/10/03
ニュース

静岡大学教育学部塩田研究室(准教授:塩田 真吾)と静岡大学認定ベンチャー 一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」は、2025年9月1日、早稲田大学早稲田キャンパスにて教育CSRシンポジウム「その出張授業は、新しい教育ニーズに対応していますか?静岡大・早稲田大学・鹿児島大の研究者とヤマハ・LIXIL・富士通の最新研究事例の紹介」を開催しました。

大手企業52社から約80名が参加し、大学研究者と企業CSR担当者や研究開発担当者らが一堂に会して、教育と社会貢献活動の新しい可能性について活発な議論が行われました。

【シンポジウムの概要】
・基調講演「新しい教育ニーズとこれからの出張授業のカタチ」
 静岡大学教育学部 准教授 塩田真吾
・トークセッション1:「その日限り」の出張授業でよいのか?
 株式会社LIXIL × 早稲田大学 安永 太地 助教
・トークセッション2:出張授業では「答え」を伝えればよいのか?
 富士通株式会社 × 鹿児島大学 高瀬 和也 助教
・トークセッション3:仕事を伝えれば「キャリア教育」になるのか?
 ヤマハ株式会社 × 静岡大学 塩田 真吾 准教授

各セッションでは、企業のCSRや研究開発をもとに大学研究者との対話を通して新たな実践の方向性を模索しました。


【参加者の反応】
アンケートでは、
・「他社の取り組みを知ることができ参考になった」
・「異業種の交流が有意義だった」
・「セッションの構成やメッセージが明確でわかりやすかった」
といった声が多く寄せられました。

また、教育新聞(2025年9月4日付)にも本シンポジウムの内容が掲載されました(記事リンク:教育CSRシンポジウム、大学と企業が議論)。
※全文を読むには会員登録(有料)が必要です。


【主催者からのコメント】
学習指導要領改訂や社会課題の変化などにより、教育現場を取り巻く環境は大きく変化しています。
今回のシンポジウムは、企業の出張授業を教育の新しいニーズとどう結びつけるかを考える重要な機会となりました。
静岡大学塩田研究室および一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」では、今後も大学研究と企業CSRの連携を通じて、学校現場に寄与する新しい教育モデルを探究してまいります。

基調講演およびトークセッション3を担当した塩田准教授

基調講演およびトークセッション3を担当した塩田准教授

当日の会場の様子 大手52社 約80名が参加

当日の会場の様子 大手52社 約80名が参加

JP / EN