第27回高柳健次郎記念シンポジウムと第6回ICNERE2025を合同開催しました
静岡大学 電子工学研究所と創造科学技術大学院は「第27回高柳健次郎記念シンポジウム」と「第6回 International Conference on Nano Electronics Research and Education (ICNERE) 2025」の2つの国際シンポジウムを、10月21日から23日の3日間にわたり合同開催しました。
高柳健次郎記念シンポジウムは、浜松高等工業学校(現・静岡大学工学部)でテレビジョンの研究を行い、「日本のテレビの父」と称される故 高柳 健次郎 氏の業績を称えるとともに、同氏の意思を受け継ぎ、イメージングサイエンスの更なる発展を目指して、研究者の集いの場として1999年から毎年開催されており、今回で第27回を迎えました。
ICNEREは創造科学技術大学院(博士課程)とインドネシア大学とのDDP(ダブルディグリープログラム)協定をベースに広義のナノエレクトロニクスに関わる研究と教育をテーマとして開催している国際会議です。一年おきに日本とインドネシアで交互に開催しており、今回で第6回目の開催となりました。
1日目は、オープニングでBRIN(National Research and Innovation Agency)との大学間協定の調印式が行われるとともに、浜松電子工学奨励会から授与される「高柳賞」受賞者やインドネシア大学の教員らによる基調講演が行われました。
2日目は、インドネシア大学及び静岡大学の教員・研究者による、エレクトロニクスから材料、機械、情報通信にいたる幅広い分野の発表や博士研究員らによるポスター発表が行われ、活発な議論が行われました。
最終日には、参加者の内80名が、ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ(磐田市)を訪問し、創業期から最新モデルまでの製品展示や、モータースポーツの取り組み、グローバル展開に関する展示を見学しました。
浜松キャンパスを主会場とした3日間の会議への参加者は、163名(うち海外から43名)にのぼり、シンポジウムは盛況のうちに閉幕しました。

