【電子工学研究所】創立60周年記念で見学ツアー・講演会を開催しました
電子工学研究所はこのほど、創立60周年記念行事を浜松キャンパスで開催しました。
研究所内の見学ツアーと記念講演会を通じ、参加者が研究の歩みを振り返るとともに、今後の展望について理解を深めました。
見学ツアーでは、青木 徹 所長が研究室や実験施設を案内し、川人 祥二 教授らによるテレビの8Kイメージセンサ開発など、近年の研究成果を紹介しました。青木所長は、電子式テレビの実験を成功させた 高柳 健次郎 氏の功績から来年で100年を迎えることに触れ、医学など他分野との連携が一層進んでいる現状を説明しました。
続いて行われた記念講演会には、学内外から研究者や学生ら約80人が参加。東京科学大学の 大竹 尚登 理事長が「東京科学大学の誕生と現在、そして未来」と題して講演し、新大学の特徴や電子工学研究所との協力関係を紹介しました。このほか、豊橋技術科学大学次世代半導体・センサ科学研究所の 澤田 和明 所長、静岡理工科大学の 木村 雅和 学長(前所長)も登壇しました。
静岡大学電子工学研究所は、「日本のテレビの父」と称される 故 高柳 健次郎 氏の研究室を原点として1965年に設置。日本で初めての新制国立大学附置研究所(工学分野)として、電子工学、材料、デバイス、情報通信など幅広い分野で先端研究を推進しています。
