電子工学研究所 寺西信一特任教授の紫綬褒章受章、クイーンエリザベス工学賞受賞記念講演会を開催しました

2018/12/26
ニュース

 静岡大学では、12月18日(火)にアクトシティ浜松で、電子工学研究所 寺西信一特任教授の紫綬褒章受章、クイーンエリザベス工学賞受賞を記念した講演会を開催しました。
 「科学・技術っておもしろい~イメージセンサが切り拓く未来~」と題した記念講演会には、学外及び学内から約150名もの方々にご参加いただきました。
 イメージセンサは、レンズから入った光を電気信号に変換する撮像素子(半導体)で、寺西特任教授は、小型化・高感度・低ノイズなイメージセンサを実現する「埋込フォトダイオード」を発明しました。この発明が視覚世界の大変革となり、今やスマートフォンや内視鏡のカメラなどに応用されています。この功績が認められてこのたびの受賞(章)となりました。
 寺西特任教授は、イメージセンサひとすじに打ち込んできたこれまでの研究開発の道のりやこれからの夢などを語り、「世の中はわからないことばかり。どんなことにも疑問をもとう」と強調しました。熱い内容ながらも優しく、時にユーモアも交えたお話に、参加者はじっくりと耳を傾けました。
 また、会場ではクイーンエリザベス工学賞のトロフィーや紫綬褒章の章記、褒章の実物等も展示され、参加者はひとつひとつゆっくりと興味深そうに見入っていました。

▲講演を行う寺西特任教授

▲講演を行う寺西特任教授

▲講演会の様子

▲講演会の様子

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