農学部 森田明雄教授が溶融スラグの肥料を開発しました
農学部 森田明雄教授は3月7日(木)、JA静岡経済連、静岡市及び新日鉄住金エンジニアリングとともに研究を進めてきた清掃工場の溶融スラグを農業用肥料として販売することについての共同記者会見を行いました。溶融スラグを原料とした農業用肥料が販売されるのは全国で初めてのことです。
イネの圃場試験においても肥料なしの場合に比べコメの収穫量が20~30%アップすることが確認されています。会見で森田教授は「調査にご協力いただいた農家からも『収穫量が増えた』との声が聞かれる」と述べました。
ごみ処理過程で生成される「溶融スラグ」を公共工事の建設資材として有効活用することで最終処理場の埋立量を低減していましたが、公共工事の減少に伴い需要が減少することが予想されることから産学官で連携し溶融スラグの肥料を開発しました。