「第35回大学等環境安全協議会技術分科会」を開催しました

2019/11/27
ニュース

 

 11月21日~22日にかけて、浜松キャンパス佐鳴会館にて第35回大学等環境安全協議会技術分科会が開催され、環境と安全衛生に係わる大学等の教職員160名弱が参加しました。

 大学等環境安全協議会(大環境)は、環境・安全マネジメント、安全衛生管理及び環境安全教育を徹底するため、大学等における環境保全施設業務、学生並びに教職員の安全衛生管理業務、教育、研究、医療等の諸活動に伴って使用される化学物質等の管理業務、その結果発生する有害な廃棄物の処理業務、環境安全教育等に携わる教職員が、その連携を密にし、管理の方法、技術及び教育に関する研修並びに環境保全施設、安全衛生管理組織等の管理運営に関する諸情報を交換し、所属機関の管理運営に役立てています。

 技術分科会では、はじめに、大環境会長の東北大学 吉岡先生による開会挨拶、引き続き、災害復興のため欠席となった文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部 藤井隆計画課長からの挨拶文代読があった。その後、開催大学代表として石井学長より挨拶がありました。

 特別講演として、本学防災総合センター長 岩田孝仁先生から「防災教育と研究を通して地域社会への貢献」と題しまして、過去の災害事例や今後想定される自然災害、また、本学の先生方が防災に関する様々な研究紹介がなされました。もう一件は、特定非営利活動法人サンクチュアリエヌピーオー理事長 馬塚丈司氏より「遠州灘海岸の環境保護活動を通して」と題して、海岸環境維持や海カメ保護に至る経緯の説明がありました。

 化学物質管理は法規制も年々厳しくなっており、対応で各大学等各機関も苦労しているが2016年6月に労働安全衛生法改正により義務化となった化学物質のリスクアセスメントに関する対応として、東京工業大学、熊本大学、群馬大学から進捗状況を中間報告として紹介がありました。

 また、昨今話題となっているプラスチックに関する国内外の状況と取り組むべき課題について、吉岡会長から最新の状況と研究報告がありました。引き続き、大学等におけるプラスチック削減に関するアンケート調査の速報について京都大学 平井先生から報告がありました。

 閉会挨拶では、鹿児島大学 冨安副会長から本会の総括と開催大学として静岡大学へ運営と協力に対し謝辞が述べられて盛会の内に終了しました。

大学等環境安全協議会
http://www.daikankyo.org/

【写真 左より】
1.吉岡会長(大学等環境協議会)挨拶
2.石井学長(静岡大学)挨拶
3.岩田防災総合センター長(静岡大学) 講演

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