理学部 北村晃寿教授が2020年度日本第四紀学会学術賞を受賞しました

2020/07/28
受賞・表彰(教員)

 理学部 北村晃寿教授が2020年度日本第四紀学会学術賞を受賞しました。学術賞は第四紀学に貢献した優れた学術業績をあげた正会員に授与されます。今回の受賞は、北村教授の貝化石・有孔虫化石の複合群集解析による日本本島の島嶼化過程および東海地震の履歴における業績が第四紀学と第四紀学会の発展に多大な貢献をしたと評価されたものです。

 北村教授は「受賞対象の一つである『東海地震の履歴』の研究は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の発生で、静岡県民に再燃した東海地震とそれに伴う津波災害への懸念を踏まえて、研究を開始しました。研究は静岡県内各地の沿岸低地で掘削したボーリングコアの調査に基づくもので、地権者・自治会・自治体のご尽力があり、研究成果を得ることができました。この場を借りて、皆様に感謝いたします。東海地震の履歴については未解明な事象もあり、さらに研究を進め、地域防災に貢献していきたいと思っています。」と語りました。

【左より】
●2020年度日本第四紀学会学術賞を受賞した北村教授
●表彰状

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