静岡大、未来社会デザイン機構設置記念イベント 「講演会」「オンライン・ワークショップ」を開催しました

2020/10/15
ニュース

 静岡大学は本年4月に未来社会デザイン機構を設置したことを記念して、9月27日に「講演会」、10月4日に「オンライン・ワークショップ」を開催しました。

 9月27日開催の「講演会」では、「静岡大学とともに地域社会の未来を拓く」をテーマとし、当日は、石井潔学長の挨拶の後、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課長の堀野晶三氏による来賓挨拶に続いて、同機構長の丹沢哲郎理事(教育・附属学校園担当)から未来社会デザイン機構の紹介がありました。続いて、東京大学未来ビジョン研究センター副センター長の福士謙介氏から「地域の利活用システムを設計する:大学と地域の協創」と題して、新潟県佐渡島における地域のエネルギー自立を目指した自然資本による利活用システムの取組事例等に関する基調講演、環境省大臣官房環境計画課長の松田尚之氏から「地域循環共生圏の創造に向けて~未来社会デザイン機構への期待~」と題して、国によるSDGs達成のための政策に関する講演が行われました。同講演会では、新型コロナウイルス感染症防止の観点から人数を制限した講演会場に49名、オンライン視聴17名の合計66名の地域社会の多様なステークホルダー(自治体、NPO法人、企業、一般)からの参加があり、盛会のうちに終了しました。

 10月4日開催の「オンライン・ワークショップ」では、「対話を通して地域社会の未来をデザインする」をテーマとし、地域に根ざした医療・福祉のフロントランナーを講師として迎え、医療法人稲生会理事長の土畠智幸氏から「わたしのチャレンジ~地域医療から始める“みらいつくり”」と題して講演(話題提供)、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授の堀田聰子氏から「わたしのチャレンジ~認知症とともによりよく生きる“いま”と“未来”に向けて」と題して講演(話題提供)が行われました。その後、竹之内裕文未来社会デザイン機構教授ほか本学教員をファシリテーターとして実施されたワークショップでは、「対話を通して10年後の地域コミュニティをデザインしよう!」をテーマに、医療介護福祉関係者や企業、教育機関を中心とした参加者42名が数名程度のグループに分かれて行うグループ対話が行われ、二人の講師の先駆的なチャレンジに学びながら、今後の協働の可能性について考える有意義な機会となりました。

▲基調講演をする福士東京大学教授

▲基調講演をする福士東京大学教授

▲講演会の質疑応答の様子

▲講演会の質疑応答の様子

JP / EN