静岡大 裾野市と包括連携協定を締結 -次世代型未来都市構想「SDCC構想」に協力-

2020/11/04
ニュース

 静岡大学は、裾野市との間で、包括連携協定を締結しました。データやデジタルを利活用してまちづくりを推進する裾野市の次世代型近未来都市構想「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ(SDCC)構想」に協力し、静岡大学の「法」や「AI」といった専門的な分野から同市の取り組みをサポートしていきます。

 調印式は、10月29日に裾野市役所で行われ、関係者が見守る中、髙村謙二裾野市長、石井潔学長が協定書に調印しました。

 静岡大学では、地域社会と協働で持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指す実行組織として、サステナビリティセンターを本年度より設置し、同センター各部門において、地域課題解決のための分野横断的な9つのプロジェクトを進めています。同センター法実務部門は、情報学部と連携し、スマート・シティにおけるAIの実用化に伴う課題を学際的に研究するプロジェクトを開始しています。従って、すでに裾野市のSDCCコンソーシアムにも参画しており、本協定の締結により、裾野市の取り組みを「法」や「AI」など専門的な分野から協力していく予定です。

 「健康文化都市」を宣言している裾野市と静岡大学とは、これまでに教育学部の研究グループとの富士山2合目に位置する水ケ塚公園で取組む「準高地トレーニング」の共同研究や、裾野市の地域戦略作物として高タンパク、ミネラル・ビタミンが豊富なスーパーフードとして注目される南米原産の雑穀「キヌア」の特産化を目指した農学部との共同研究による連携実績があり、今後、より一層の連携の推進が期待され、大学の専門的な知見を社会に還元、発信していきます

 なお、静岡大学と静岡県内の市との協定は、浜松市、静岡市、藤枝市、富士市、湖西市に次いで6市目となります。

▲協定書を取り交わす髙村市長(右)と石井学長(左)

▲協定書を取り交わす髙村市長(右)と石井学長(左)

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