AIを活用して健康長寿のまちづくり 加賀市と連携協定
静岡大学ケア情報学研究所及び一般社団法人みんなの認知症情報学会は、11月6日、自立共生支援AIを活用した健康長寿のまちづくりに関する連携協定を加賀市と締結しました。
自立共生支援AIを活用した認知症ケアの向上やフレイル予防等に関し、相互の資源の活用及び緊密な連携と協力を行うとともに、教育・研究の推進、研究成果の展開及び社会実装を進めることにより、心身の健康と生活の質を高め、健康長寿に資するまちづくりを推進することが協定の目的です。
加賀市役所で行われた締結式には、宮元陸市長と木村雅和理事、みんなの認知症情報学会竹林洋一代表理事(創造科学技術大学院・特任教授)が出席しました。
また、石井潔学長から、「加賀市の先進的な取り組みと大学の研究者集団としてのAI活用の実績とを結合するベストミックスが成立したことは、未来の日本社会の向かうべき方向性を示すことにもつながりうる、極めて大きな社会的意義をもつ協定となります。急速に進む社会の高齢化に対応するために今何が必要なのかを明らかにしていく上での重要な一歩になります。」とビデオメッセージで喜びを伝えました。
静岡大学ケア情報学研究所は、2020年2月から、AIを活用した健康増進やケア向上などに取り組む調査研究プロジェクトを加賀市、みんなの認知症情報学会との協同事業で実施しています。
今後、静岡県内でもAIを活用し、データに基づく心身の健康増進やケアに関する研究及び取組を目指しています。