第7回国際シンポジウム「ISFAR-SU 2021」を開催しました

2021/03/10
ニュース

 静岡大学の研究と博士課程学生の教育を牽引している電子工学研究所、グリーン科学技術研究所および創造科学技術大学院、大学院光医工学研究科、加えて日本と世界が直面する解決困難な課題に全学で取り組んでいる超領域研究推進本部が共同して、国際シンポジウム「The 7th International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University 2021 (ISFAR-SU 2021) ~ Joint International Workshops on Advanced Nanovision Science / Advanced Green Science / Promotion of Global Young Researchers, on the basis of Interdisciplinary Domain Researches~ 」を3月5日(金)オンラインにて開催しました。

 今回で7回目の開催となる本シンポジウムは、新型コロナウィルスの感染対策としてZoomにて配信される事となり、静岡大学における研究と教育の多様性、国際性、革新性をより深めることを目的に、情報科学、エネルギーシステム、ナノビジョンサイエンス、ナノマテリアル、ベーシックリサーチ、環境・エネルギー科学、統合バイオサイエンス、光医工学を中心とする研究分野において、研究者や学生など約70名が参加しました。
 シンポジウムでは、石井潔学長の開会の挨拶から始まり、米国カーネギーメロン大学のTerrence J. Collins教授とインドのSRM科学技術大学のP. Aruna Priya教授による基調講演が行われました。午後の部では、2つのセッションに分かれ、Area1では、日本、中国、マレーシアの各大学、研究機関から5名、Area2では、インド、日本、バングラディシュ、マレーシアから6名の研究者をお招きしご講演いただきました。

静岡大学 石井潔学長による 開会の挨拶

静岡大学 石井潔学長による
開会の挨拶

 また、各研究分野の博士課程学生20名、若手研究者3名、さらに静岡大学が科学技術振興機構(JST)「グローバルサイエンスキャンパス」の委託事業として運営する「未来の科学者養成スクール」を受講する高校生3名が、それぞれの研究成果を英語で発表する動画を事前に作成しシンポジウムのWebサイトから発表しました。その後、電子メールを用いて研究内容についての質疑や意見交換が行われました。シンポジウム閉会式では、Webサイトにて研究発表した学生・若手研究者7名に優秀発表賞が授与されました。
 今回は、初のオンライン開催ということもあり、運営上のいくつかの課題はありましたが、新たな研究成果の発表の場となり、今後の更なる国際共同研究の推進やグローバルな次世代を担う研究者の育成の機会となりました。
 ご講演をいただきました招待講演者の皆様、関係者の皆様にこの場をお借りし、厚く感謝申し上げます。

 受賞者一覧

受賞者一覧

左から、基調講演1:Terrence J.Collins教授(カーネギーメロン大学)、基調講演2:P. Aruna Priya教授(SRM科学技術大学)

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