附属幼稚園で公開講座を開催しました 子どもの「やってみたい!」を支えるために-遊びの中のリスクマネジメント-

2021/06/11
ニュース

 「子どもには豊かな経験をさせたいが、ケガも心配。豊かな経験と事故防止を両立するにはどうしたらいいのでしょうか?」安全意識が高まる中、子どもに豊かな体験をさせたいと願う一方で事故が心配という親御さんの訴えを耳にします。そういった声に応えるため、附属幼稚園の園庭を会場にして6月9日に公開講座を開催しました。

 本学附属幼稚園では日常的に自然豊かな園庭で、子ども達に豊かな遊び体験を提供しております。今回の講座は、蓄積されたベテラン保育者の実践と、自然体験活動のリスクマネジメントの専門家である教育学部 村越 真 教授の「リスクに強くなる考え方」を紹介し、豊かな体験と安全を両立させる実践的方法を学ぶ場として開催し、当日は14名の参加者が集まりました。

 参加者と同伴の2、3歳児も加わり、園庭を巡りながら、固定遊具や戸外での遊びをする中で、どこを見たり確認したりすればいいのか、けがを防ぐ保護者の立ち位置など、リスクに気付き対応するための話が村越教授と柴田副園長からありました。

 村越教授から、「リスク源やリスク増大要因に気づき、対応することが大切です」と遊びの中のリスクマネジメントについて説明がありました。
 参加者からは、「日頃子どもの遊びに対してそこまで意識することができなかったので、これから気を付けたい」と感想が寄せられ、講師の説明に熱心に耳を傾けていました。

▲遊びの中のリスクについて 説明する村越教授

▲遊びの中のリスクについて
説明する村越教授

▲幼稚園の園庭でターザン ロープに潜むリスクを紹介

▲幼稚園の園庭でターザン
ロープに潜むリスクを紹介

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