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ニュース令和3年度静岡大学秋季学位記授与式を挙行しました

2021.09.14

▲静岡大学吹奏楽団による演奏
(静岡キャンパス)


▲静岡大学吹奏楽団による演奏
(浜松キャンパス)

 令和3年9月10日に令和3年度静岡大学秋季学位記授与式を挙行しました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、式典への出席を各学部・研究科等の卒業生・修了生代表及び役員・部局長のみに限定し、出席できない卒業生・修了生、ご家族の皆様のためにライブ配信を実施しました。
 式典は静岡キャンパス(学生厚生施設「銀杏」ラウンジ)、浜松キャンパス(佐鳴会館ホール)それぞれの会場で挙行し、本学が取り組んでいるアジアブリッジプログラム(ABP)学士課程の第3期生及び修士課程の第5期生を含む、学部卒業生52名、大学院修士課程修了生48名、大学院博士課程修了生20名、13ヶ国の学生が卒業・修了を迎えました。

 式に先立ち、静岡大学吹奏楽団による演奏で式典に華を添えました。(静岡キャンパス:「亜麻色の髪の乙女」「彼方の光」/浜松キャンパス:ドラゴンクエストⅢより「そして伝説へ」)

 日詰学長からは、「新型コロナウイルス感染症の影響で学びや研究に大きな制約が伴う状況にあっても、皆さんは決して落胆することなく、与えられた時間の中で、それぞれの課程を終えるべく勉学を続けてこられました。私は、このように特別な時期にあって、皆さんが払われた努力は称賛に値するものであると考えます。」「静岡大学は皆さんの母校です。そして、私たちは皆さんとこれからも繋がっていたいと思います。社会で活躍する皆さんと再会できることを心より楽しみにしています。」との告辞が英語でありました。

 これに対し、卒業生・修了生を代表して、農学部生物資源科学科 TRAN THI QUYNH(チャン ティー クイン)さん(静岡キャンパス)、情報学部行動情報学科 TONG DUY QUANG(トン ユイ クアン)さん(浜松キャンパス)から、学長をはじめとする教職員等への謝辞がありました。



【写真左より】
・学位記授与式の様子
・学長告辞
・卒業生・修了生代表 TRAN THI QUYNHさん謝辞(静岡キャンパス)
・卒業生・修了生代表 TONG DUY QUANGさん謝辞(浜松キャンパス)


President's Speech, Graduation Ceremony 2021 Fall

On behalf of Shizuoka University, I would like to extend our heartfelt congratulations to the 120 graduating students at both campuses, from across all undergraduate, graduate, and postgraduate programs. We originally planned to have all graduating students attend today's ceremony. However, the number of COVID-19 infections in Shizuoka Prefecture is skyrocketing, and a state-of-emergency declaration is in place, so we had no choice but to reduce the scale of this ceremony. I regret that very much.

That said, today, you have all received your degrees in various specializations. I would like to express my heartfelt respect for the efforts of each and every one of you who have devoted yourselves to daily study, while engaging in friendly competition in an environment so unlike that in your home countries. I hope that your research findings will prove to be invaluable in the years to come.

I am sure that your families, friends, and the people who have supported you will be happy to see you graduate and complete your studies. I believe that thanks to these people, you have been able to earn your respective degrees today.

COVID-19 has been rampant throughout Japan since last year, significantly restricting your studies and research at Shizuoka University. Nevertheless, these circumstances have not discouraged you. You have continued your studies to complete your respective courses in the allotted time. I believe you all deserve praise for all your hard work during this extraordinarily challenging time.

COVID-19 has had various effects on academic education and research worldwide. Shizuoka University has also expanded its online education options to protect all our people from the virus. It turns out that this form of instruction holds new possibilities. In the student surveys we have conducted, online instruction has consistently positive feedback. In the future, the experience gained so far should prove advantageous in further developing classes that combine face-to-face and online learning.

However, due to the many online classes needed due to COVID-19, we have also learned the downsides of this approach. We recognize that this situation has robbed our students of opportunities to speak with each other and build close relationships. Another unfortunate effect is that COVID-19 prevents international travel, making it difficult to interact with people worldwide. Moreover, many of the international students who were supposed to attend Shizuoka University starting in October of this year find it challenging to come to Japan as planned.

While an end to the COVID-19 pandemic is still not in sight, it is encouraging to see that even under these circumstances, universities across the globe are promoting various educational and research efforts in anticipation of the post-COVID era. I believe that these projects are possible because of the nature of academia, in which academic freedom is guaranteed. I am convinced that even in these difficult times, global academia will maintain solidarity in working to open up a new society.

Many of the international students attending this ceremony are a part of the Asia Bridge Program (ABP). We started the program six years ago, at the request of companies located in Shizuoka Prefecture. Many of these firms are expanding throughout Asia. They need talent who can act as a bridge between the companies and the local people. These companies have made significant donations in order to establish scholarship programs to provide financial support to our ABP students. Fortunately, many ABP graduates have found positions at these companies, playing crucial roles as expected.

The Asia Bridge Program has also turned a new page for Shizuoka University. The program has had corporate support from the beginning, creating an extraordinarily diverse educational and research environment, unlike anything the University has had before. In the past, most Japanese university students would rarely have the opportunity to take classes in English with international students or discuss research in foreign languages. However, ABP has made these situations possible. I want to thank all the international students in ABP for creating such a novel environment at Shizuoka University.

Naturally, we have accepted many international students for our doctoral programs and other courses unrelated to ABP. These international students have also significantly contributed to diversity at Shizuoka University, and I want to express my heartfelt gratitude for such a gift.

Finally, I remind you all that Shizuoka University is now your alma mater. I hope that we can stay connected with all of you. I welcome you all to visit Shizuoka University any time, as we are always pleased to see our alumni. We sincerely look forward to reuniting with you once you have begun your careers.
Now, I would like to extend my heartfelt congratulations to each and every one of you.




令和3年度秋季学位記授与式 学長挨拶

 静岡大学両キャンパスの総勢120名の卒業生・修了生に対し、静岡大学を代表して心よりお祝いを申し上げます。本来ならば、本日の式典には卒業生・修了生全員が出席して行われるはずでした。しかし、現在、静岡県内のCOVID-19の感染者が増大し、緊急事態宣言が適用されているため、式典の規模を縮小しなければなりませんでした。私はそのことをとても残念に思っています。

 さて、本日皆さんは様々な専門分野で学位を取得されました。これまで母国とは異なる環境の中で、お互いに切磋琢磨しながら日々の研鑽を積み上げてきた皆さん一人一人の努力に心より敬意を表します。そして、これまでの研究の成果が皆さんのこれからの人生においても大いに役立つことを願っています。

 皆さんのご家族や友人、そして皆さんを支えてきた周囲の人々も、皆さんの卒業・修了を喜ばれていることでしょう。今日、皆さんがそれぞれの学位を得ることができたのも、これらの方々のおかげであると思います。

 昨年から今年にかけてCOVID-19が日本にもまん延し、その影響で皆さんの静岡大学での学びや研究には大きな制約が伴いました。しかし、そのような状況の中にあっても皆さんは決して落胆することなく、与えられた時間の中で、それぞれの課程を終えるべく勉学を続けてこられました。私は、このように特別な時期にあって、皆さんが払われた努力は称賛に値するものであると考えます。

 COVID-19は世界中の大学の教育や研究に様々な影響をもたらしました。静岡大学でも、皆さんがウイルスの感染から守られるように、オンライン教育の拡大に取り組みました。そして、このような授業の形態が新たな可能性を持っていることがわかりました。私たちが皆さんに行ったアンケート調査においても、オンライン教育は一定の評価を得ています。今後、これまでの経験をもとに、対面とオンラインを組み合せた授業をさらに発展させていていくことが期待されていると言えます。

 しかし、COVID-19の影響でオンライン授業が多くなされることにより、マイナスの面も指摘されるようになりました。私たちは、学生たちがお互いに語り合い、親しい関係を築いたりする機会を奪うことにもなっていることを理解しています。そして、残念なことにCOVID-19は皆さんが国境を越えて移動することを阻み、世界中の人々との交流を行うことを難しくしています。そして、今年の10月から静岡大学の一員となるはずであった留学生の多くも予定通り来日することが困難な状況になっています。

 今の時点において、COVID-19の収束を見通すことはできませんが、このような状況の中にあっても、世界中の大学がポスト・コロナの時代を想定して様々な教育・研究を進めていることはとても心強いことです。そのような取り組みは、自由な研究活動が保証されているアカデミアであるからこそできることではないかと考えています。私は、このような困難な時期にあっても、世界中の大学が連帯して、新しい社会を切り拓く取り組みを進めて行くことを確信しています。

 この式典に参加している留学生の多くは「アジアブリッジプログラム(ABP)」に所属していると思います。私たちは、静岡県内の企業の要請を受けて、6年前にこのプログラムを開始しました。これら静岡県内企業の多くはアジア各国に進出しており、そこで働く現地の人々と会社とを橋渡しする人材を求めています。このような企業は、ABPの学生を経済的に支援する奨学金制度を創設するために多くの寄附を寄せて下さいました。幸いなことに、ABPの卒業生の多くがこれらの企業に就職し、そこで期待通り重要な役割を果たしています。

 ABPは、このプログラムがはじめから企業のサポートを受けていること、そしてかつてないほど多様性に富んだ教育・研究環境をもたらしてくれたことでも、静岡大学にとって新たなページを開くものとなりました。それまで多くの日本人学生は、留学生と共に英語で授業を受け、研究について外国語でディスカッションをすることは稀なことでした。それが、ABPのプログラムにより可能となったのでした。ABPに所属する留学生の皆さんが、静岡大学にこのような新たな環境をもたらして下さったことに感謝をしたいと思います。

 もちろん、私たちはABPのプログラム以外に博士課程やその他のコースに多くの留学生を受け入れてきました。これらの留学生の皆さんも静岡大学の多様性に大きな貢献をして下さっており、そのことに心より感謝をしたいと思います。

 最後になりますが、静岡大学は皆さんの母校です。そして、私たちはみなさんとこれからも繋がっていたいと思います。皆さんは、この後も卒業生・修了生として、是非気軽に静岡大学へ戻って来てください。私たちは社会で活躍する皆さんと再開できることを心より楽しみにしています。
 今一度、皆さん一人一人に心よりのお祝いの言葉をお伝えして、私からの挨拶とさせていただきます。

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