ふじのくに地域・大学コンソーシアム「FD情報交換会」を開催しました

2021/11/25
ニュース

 11月19日(金)浜松キャンパスのS-Portで、ふじのくに地域・大学コンソーシアム西部地域連携事業「FD情報交換会」を開催しました。この交換会は、前身の「静岡県西部高等教育ネットワーク会議」が研究事業の位置付けで平成17年度から毎年実施しているもので、本年度は本学情報学部が担当校となり、静岡文化芸術大学、静岡理工科大学、静岡産業大学、常葉大学(浜松キャンパス)、浜松学院大学、本学工学部のFD担当等の教職員17名が出席しました。

 第一部は、本学学生支援センター障害学生支援部門の生川友恒准教授が「コロナ禍での障害学生支援について」と題し講演を行いました。はじめに、障害学生支援に関わる情勢と合理的配慮の考え方として、大学等で学ぶ障害学生数の推移、大学等の障害学生支援担当部署の設置状況、障害者差別解消法に関わる国公立大学と私立大学の対応等について説明がありました。続いて、本学における在宅授業の展開、オンライン授業に関わる新たな配慮例、障害学生を対象としたオンライン授業に関するアンケート結果等について報告がありました。講演の後半は、障害学生がいることを前提としたオンラインの活用と工夫、オンライン授業の改善点(時間割編成等)について紹介がありました。なお、講演会には本学の教職員10数名も参加しました。

 第二部は、①コロナ禍での障害学生支援について、②コロナ禍での授業実施について意見交換を行いましたが、複数の大学から「オンライン授業は視覚障害や聴覚障害の学生にメリットがある」との報告がありました。また、オンライン授業のメリットとして、「他のキャンパスの学生が、自キャンパスの授業を受講できる」「中々自分の意見を言えない学生にとってはチャットで意見が言える」「学生間のトラブルが減り離学率が減少した」等の情報提供や、「オンライン授業の良い点は残し対面授業を増やしていきたい」という意見もありました。

 次年度の担当校は静岡理工科大学が務めることを確認し終了しましたが、予定時間を大幅に超える活発な情報交換会となりました。

第1部 講演する生川准教授

第1部 講演する生川准教授

第2部 FD情報交換会

第2部 FD情報交換会

JP / EN