ヤマハ発動機 日髙社長による「静岡大学特別講演会」を開催

2021/12/17
ニュース

 12月9日(木)、「ヤマハ発動機キャンパス出張授業の取組」として、本学学生を対象に特別講演会を開催しました。
これまで一般社団法人日本自動車工業会とヤマハ発動機株式会社は、乗り物やモノ創りに対しての関心醸成を目的に、バイク、クルマやモノ創りの魅力を企業トップが学生に直接語りかける「出張授業」を全国の工業系の大学において実施しており、今回、本学と共催での開催となりました。
 講演会場の浜松キャンパス共通講義棟21教室には、予想をはるかに超える学生が参加し、急遽オンライン会場として同講義棟31教室を開放。両教室には約220名、Zoomで約150名、計370名の学生が参加しました。
 日詰学長の挨拶の後、ヤマハ発動機株式会社 日髙祥博代表取締役社長が「未来への挑戦 ART for Human Possibilities 人はもっと幸せになれる」と題し講演を行い、続いて、本学OBを含む3名の若手技術者から、「スマートファクトリーの取り組みについて」、「AIで賢くなるロボットの目、広がる農業ビジネス」、「次世代モビリティの目指す所」について発表されました。
 講演の最後に、日高社長から、「皆さんも、『何か実現したい』という夢を持って欲しい。何も難しいイノベーションを作り出すことでなくても構わない、今ある技術を組み合わせることだけでも良いので、今までは無かったような新しい価値を生み出してほしい」とメッセージがあり、「私の好きな安室奈美恵さんの歌詞にあるように(会場・笑)、『夢は見るものではない、叶えるもの』ですよ」と紹介されました。
 講演後の質疑応答では、「ヤマハ発動機はどういう人材を求めているのか?」、「水素エンジンの共同研究はどのくらい進んでいるのか?」、「ヤマハのバイクはデザインがとても良く、時々奇抜なデザインも出る。こうした発想はどこから生まれるのか?」といった多くの質問が寄せられ、日高社長から一つ一つ丁寧に回答があり、時間の関係で質問できなかった学生も多く居ました。
 講演後は、S-port3階大会議室で「OB・OG交流会」を開催し、約60名の学生が参加しました。日高社長の前には学生が列をつくり、ここでも多くの質問に答えていただきました。
 また、キャンパス内の噴水付近で、AGV(電動無人搬送車)等の展示がされ、民放の旅番組で使用されている電動バイク(E-Vino)の前では、学生たちが笑顔で写真を撮っていました。

日髙祥博氏(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長)による講演

日髙祥博氏(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長)による講演

ライブ会場

ライブ会場

【写真:左より】
・オンライン会場
・OB・OG交流会

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