センター・オブ・イノベーションプログラム:感性イノベーション拠点 公開シンポジウムを開催しました

2021/12/17
ニュース

静岡大学をはじめとする4大学6企業により構成されている光創起イノベーション拠点が参画する「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点(広島大学感性イノベーション研究推進機構)」は、12月8日(水)、東京国際フォーラムとオンラインにより公開シンポジウムを開催しました。

この感性イノベーション拠点は、平成25年度から今年度までの9年間、文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラムCOI STREAM」により「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」として、広島中核拠点や生理研サテライト拠点と連携し、「感性豊かな価値を創出することで心豊かなハピネス社会の創造」を目指して取り組んできたもので、今年度最終年度を迎えたことで研究開発の成果を広く発信するため、公開シンポジウムを開催しました。
同シンポジウムには文部科学省をはじめ、大学、企業などの関係者が、オンラインでの参加を含め、300名(会場参加者:95名 オンライン参加者:205名)の方々が参加しました。

それぞれの拠点から研究開発の成果が報告される中で、光創起サテライト拠点からは2人の研究者が登壇し、静岡大学電子工学研究所の川人祥二教授から「顔感性カメラ~可視光・不可視光を用いた感性関連生体情報の非接触計測~」について、浜松医科大学の山本清二理事・副学長から「光と音の感性研究への活用」について、それぞれ報告しました。

また、会場内にはデモやポスター発表のコーナーが設けられ、会場に参加された方々はシンポジウムの前後の時間帯や休憩時間を利用して各ブースを回り、スタッフの説明を聞いたり、質問をしたりして理解を深めていました。

【会場でのデモンストレーション・ポスター発表】
・NIR-Band Lock-In Camera System for Non-Contact Physiological Signal Monitoring (静岡大学)
・感性に訴える音環境の制御(浜松医科大学 本多電子株式会社)

【オンラインによるポスター発表】
・NIR-Band Lock-In Camera System for Non-Contact Physiological Signal Monitoring(静岡大学)
・Towards wearable time-resolved near-infrared spectroscopy for real-time monitoring(静岡大学 浜松医科大学)
・3Dスキャナ応用に向けたサブ100μm精度を有する高距離精度TOF距離センサ(静岡大学)
・感性に訴える音環境の制御(浜松医科大学 本多電子株式会社)
・身体表面振動メーター(光産業創成大学院大学)
・マルチバンド動画像からの最適なバンド選択手法に基づく酸素飽和度推定(千葉大学)
・パターン出力光源iPMSEL®の研究(浜松ホトニクス株式会社)


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