第8回国際シンポジウム「ISFAR-SU 2022」を開催しました

2022/03/07
ニュース

 静岡大学の研究と博士課程学生の教育を牽引している電子工学研究所、グリーン科学技術研究所および創造科学技術大学院、大学院光医工学研究科、加えて日本と世界が直面する解決困難な課題に全学で取り組んでいる超領域研究推進本部が共同して、国際シンポジウム「The 8th International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University 2022 ~ Joint International Workshops on Advanced Nanovision Science / Advanced Green Science / Promotion of Global Young Researchers, on the basis of Interdisciplinary Domain Researches~ 」を3月1日(火)オンラインにて開催しました。
 今回で8回目の開催となる本シンポジウムは、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、昨年同様Zoomにて開催することになりました。静岡大学における研究と教育の多様性、国際性、革新性をより深めるという目的の下、情報科学、エネルギーシステム、ナノビジョンサイエンス、ナノマテリアル、ベーシックリサーチ、環境・エネルギー科学、統合バイオサイエンス、光医工学を中心とする研究分野の研究者や学生など約100名が参加しました。
 シンポジウムは、日詰一幸学長の開会の挨拶から始まり、続いて台湾・国立台北技科大学の任貽均(Yi-Jun Jen)教授の基調講演が行われました。

静岡大学 日詰一幸学長による開会の挨拶

静岡大学 日詰一幸学長による開会の挨拶

基調講演1:Yi-Jun Jen教授(台湾・国立台北技科大学)

基調講演1:Yi-Jun Jen教授(台湾・国立台北技科大学)

 その後は、45名の学生・若手研究者が研究分野に応じて3つのセッションに別れ、研究発表を行いました。このセッションには、静岡大学が科学技術振興機構(JST)「グローバルサイエンスキャンパス」の委託事業として運営する「未来の科学者養成スクール(FSS)」を受講する高校生4名も参加しました。口頭発表の後、発表者は個別に設けられたブレイクアウトルームにて、それぞれの研究内容について参加者と質疑応答や意見交換を行いました。
 午後の部では、まず2つのセッションに分かれ、オーストラリア、ルーマニア、韓国、バングラディシュおよび日本の大学、研究機関から7名の招待講演者からご講演いただきました。最後にシンポジウムの締めくくりの基調講演として、ドイツ・食品化学研究所のU. Engelhardt教授からご講演いただきました。
 セッション後の授賞式では、6名の大学院生と4名の高校生がベストプレゼンテーションアワードを受賞しました。

 2年連続のオンライン開催となりましたが、今回はブレイクアウトルームを活用することによってより活発な議論の場を提供するなど、今後の更なる国際共同研究の推進やグローバルに次世代を担う研究者育成の良い機会となりました。ご講演をいただきました招待講演者の皆様、関係者の皆様にこの場をお借りし、厚く御礼申し上げます。

基調講演2:Ulrich H. Engelhardt教授(ドイツ・食品化学研究所)

基調講演2:Ulrich H. Engelhardt教授(ドイツ・食品化学研究所)

講演者と担当の先生方

講演者と担当の先生方

JP / EN