静岡大、浜松キャンパス100周年記念式典を開催 ~次の100年へ~
静岡大学では、浜松キャンパスが、その前身である浜松高等工業学校の設立・公布から今年で100周年を迎えることを記念し、2022年9月24日に浜松市内アクトシティ浜松で記念式典を開催しました。
前日来の台風15号の影響が残る中、卒業生、教職員のほか、国・地方自治体、企業、近隣大学の関係者、浜松キャンパスの同窓会組織である浜松工業会の関係者など、300人余が出席、オンラインの中継でも約1,000人が視聴し、100周年の節目を祝いました。
喜多隆介工学部長(記念事業実行委員会委員長)から、この100年で国内はもとより、世界で活躍する多くの人材を輩出したことの喜び、100周年を契機としてこれからも地域社会に貢献できる大学として、発展していきたいとの式辞がありました。
日詰学長からは、これまでの100年を紐解きながら、静岡大学が掲げる理念「自由啓発、未来創成」の礎となった、浜松高等工業学校の初代校長関口壮吉先生の掲げられた「自由啓發」の教育方針や、世界に先駆けてテレビジョンの実験を成し遂げた高柳健次郎先生の偉業にふれながら、ものづくり産業が集積する浜松地域、静岡県全体の発展に寄与する大学として取り組みを進めていきたいと挨拶がありました。
笹原恵情報学部長からは、「浜松キャンパス100年の歩み」と題して、現在の浜松キャンパスに至る変遷と歴史が紹介され、喜多隆介工学部長からは、100周年記念事業の事業内容が説明されました。
式典の結びに喜多工学部長の発声により、全員で万歳三唱を行いました。
式典に続き、浜松市出身で2014年ノーベル物理学賞を受賞された名古屋大学の天野浩教授が「これまでの100年、これからの100年」と題した、記念講演を行いました。
また、記念式典に先立ち、静岡大学吹奏楽団による記念演奏会が開催され、会場に華を添えました。
なお、当日は式典とは別に卒業生等を浜松キャンパスに招いて、電子工学研究所や高柳健次郎先生の功績を記念して設立された高柳記念未来技術創造館などを巡るキャンパスツアーが実施されました。