静岡市駿河区に「みんなのチャレンジ基地 ICLa(イクラ)」開設

2022/11/07
プレスリリース

静岡大学、アイザワ証券株式会社(本社:東京都港区)、静岡鉄道株式会社(静岡市葵区)、NPO法人ESUNE(静岡市駿河区)の連携により、静岡市駿河区小鹿に「みんなのチャレンジ基地 ICLa(イクラ)」が開設されました。

「みんなのチャレンジ基地 ICLa(イクラ)」は、「挑戦と応援が循環する、チャレンジにやさしい静岡」を目指し、大学生をはじめとした若者一人一人の、自分らしいチャレンジを後押しする拠点として、若者が希望を持って社会を冒険していく「基地」をコンセプトとしています。

現在、日本型のスタートアップ・エコシステムの拠点形成と発展を支援する取組が国主導で拡大され、静岡大学もイノベーション社会連携推進機構が中心となり、名古屋大学などと連携して、次世代の起業家を育成・支援する「Tongaliプロジェクト」を推進しています。一方で新型コロナの影響もあり、大学生は経済的負担の増大や留学や進学の断念などさまざまな影響を受けており、「何かやってみたい」「今の学生生活を変えたい」と考える学生が一歩を踏み出す機会が失われています。

静岡大学では、2015年に包括連携協定を結んだアイザワ証券株式会社の提供で2018年から起業・ビジネス人材育成ゼミ(アイザワゼミ)を開講しており、同社のアイザワゼミの支援の一部を今年度NPO法人ESUNEに委託し、静岡キャンパスでの「Tongaliプロジェクト」推進を図りながら、学生主体の活動へのコーディネートとサポートを拡大します。NPO法人ESUNEの代表理事天野浩史氏は30代の静岡大学の卒業生・起業家でもあり学生から年齢も近いです。また、学生主体の活動は学生自身のキャリア形成にもつながることから、コーディネートとサポートには、起業経験のある静岡大学学生支援センターの教員も伴走します。

「みんなのチャレンジ基地ICLa(イクラ)」開設にあたっては、静岡鉄道株式会社が静鉄沿線の活性化に取り組む「しずてつ未来プロジェクト」の一環として同所の賃貸物件を借り上げ、サブリースを行い、NPO法人ESUNEを施設管理・運営面でサポートしていきます。
NPO法人ESUNEの指導のもと、すでに約10名の学生スタッフが施設運営や活動支援の役割を担い、学生主体・中心の拠点としてイベントやプログラムも計画されているほか、「サポーター制度」の募集も始まり、挑戦と応援が循環する仕組み作りも始まっています。

今回開設に関わる連携機関では、チャレンジの一歩を踏み出せる環境を大人と若者が共につくることで若者の力を引き出し、地域の人材育成に貢献できることを期待しており、単に学生の活動拠点というだけでなく、地域企業が人材確保、定着のヒントを学生から学べる場所、県外大学に進学した学生が地域の社会人と接点が持てる場所としての活用も視野に入れています。

<みんなのチャレンジ基地 ICLa>
住所:静岡市駿河区小鹿二丁目39-15ジェネシス小鹿3F ICLa
※しずてつジャストライン美和大谷線「小鹿」バス停から徒歩2分

申込み方法・問い合わせ先:

【お問い合わせ先】
静岡大学学生支援センター 
宇賀田栄次
TEL: 054-238-4985
E-mail:ugata.eiji[at]shizuoka.ac.jp
※[at]を@に変更してご利用ください。

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