「地方都市における再エネ発電事業の現状と課題」フィールド研修に参加しました

2023/03/24
ニュース

2023年2月から3月にかけて、本学の学生が「地方都市における再エネ発電事業の現状と課題」フィールド研修に参加しました。

これは、静岡大学が受託した環境省「令和4年度 教育機関と連携した地域再エネ導入促進及び地域中核人材育成研修」事業で、本研修には、人文社会科学部、地域創造学環、理学部、農学部の学生10人がフィールド研修に取組み、創造科学技術大学院の留学生4人も現地視察に参加しました。

この研修では、本学教員の温暖化問題と脱炭素の取組の必要性や再生可能エネルギー導入についてのレクチャー、浜松市・掛川市の政策や取組についての事前リサーチなどを踏まえて、2月21日・22日に、<SDGs未来都市>としていちはやく環境問題・温暖化対策に取組み、再生可能エネルギーを活用した地域新電力事業を展開している浜松市・掛川市の職員等に対するヒアリング、両市の再生可能エネルギー発電施設の見学を実施しました。
また、本学で再生可能エネルギーに関係する研究を行っている4人の教員の研究室を訪問し、研究概要やカーボンニュートラル社会構築に向けての考えなどについて学びました。

3月10日には、学生の代表が同様の研修を実施した15大学が参加する全体交流会(オンライン)で成果発表を行いました。
 
参加した学生からは、

単に地球温暖化といった環境問題を解決するだけでなく、利益を地域に還元することで地元の活性化にもつなげるといった活動も必要であり、地域創生に対しても力を入れることで再生可能エネルギーを用いた環境活動自体も持続可能になると感じた。研修は、再生可能エネルギーについての知見を広げることができる貴重な機会となった。

研修中、他学部の学生と話し合うことで自分にはない着眼点を知ることができ、自分の興味が広がっていく経験ができた。さらに、研究室訪問で先生の話を聴いて、自分の専門分野と今回の訪問で得られた内容をどう繋げられるかを考えることで、学びの深め方に変化が表れてくると思った。文理という考えを越えて自分の興味が広がり、自分にしかできない研究をしてみたいと強く感じた。

などの感想が寄せられました。

静岡大学はこれからもカーボンニュートラル社会の構築に向けた次世代の人材育成に向けて、総合大学ならではの<総合知>を得られるような教育体制の充実を目指していきます。

浜松市(株式会社浜松新電力)ヒアリング

浜松市(株式会社浜松新電力)ヒアリング

浜松・浜名湖太陽光発電所見学

浜松・浜名湖太陽光発電所見学

掛川市ヒアリング

掛川市ヒアリング

大須賀浄化センターの風力発電施設見学

大須賀浄化センターの風力発電施設見学

申込み方法・問い合わせ先:

静岡大学サステナビリティセンター
sus-ctr[at]adb.shizuoka.ac.jp
※[at]を@に変更してご利用ください。

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