【防災総合センター】「令和4年9月24日台風被害に関するシンポジウム」を 開催しました

2023/09/20
ニュース

防災総合センターでは、8月20日(日)に清水テルサ(静岡市清水区)において、「令和4年9月24日台風被害に関するシンポジウム」を開催しました。

本シンポジウムは、昨年(令和4年)の台風15号の影響による大雨で、大規模な洪水が発生した静岡市巴川流域を中心とした被害状況及び当日の気象に関する学術データのほか、復旧に向けた支援とその課題などについて解説し、防災意識を高めてもらうことを目的として開催されました。

当日は、難波喬司静岡市長、森貴志静岡県副知事がご来賓としてご臨席くださったほか、静岡地方気象台の北田繁樹台長、防災科学技術研究所の上田啓瑚研究員も講師として参加、当日の気象情報(北田台長)や被災地の中高生の意識調査(上田研究員)について報告していただきました。
当センターの関係教員からは、降水量や河川氾濫に関する科学的データや、復旧に向けた支援の取組みなどの説明がありました。

会場には、厳しい暑さの中、一般市民の方を始め、国土交通省中部地方整備局や静岡県危機管理部など国・地方自治体職員等の参加もあり、あわせて約150名の方にご来場いただきました。
来月の被災1年を前に、あらためて気象情報を得る重要性や注意点、被災地への継続的支援の必要性などをご理解いただく機会となりました。(当日の配布資料は以下をご参照ください。)

なお、防災総合センターでは、今秋11月4日(土)・5日(日)に開催される「静大フェスタ(静岡キャンパス)」において、本シンポジウムの内容に関する展示を行うことにしています。

▲北村センター長の開会挨拶

▲北村センター長の開会挨拶

▲難波静岡市長の来賓挨拶(後方は森県副知事)

▲難波静岡市長の来賓挨拶(後方は森県副知事)

▲約150名が来場したシンポジウム(静岡新聞2023年8月21日掲載 静岡新聞社編集局調査部許諾済み)

▲約150名が来場したシンポジウム(静岡新聞2023年8月21日掲載 静岡新聞社編集局調査部許諾済み)

▲質疑応答

▲質疑応答

■配布資料(リーフレット等を除く)
・【論文】2022年台風15号により9月24日に発生した静岡市の洪水に関する報告/北村晃寿教授/2023年3月
・【論文】2022年台風15号による静岡県中部巴川下流域の河川氾濫―現地調査と航空レーザー計測点群による分析―/小山眞人教授/2023年8月
・【論文】1974年7月洪水(七夕豪雨)の浸水深データのデジタル化ならびに2022年9月洪水との自然的条件・浸水深の相違について/北村晃寿教授・三井雄太准教授
・【図】2022年9月24日に発生した静岡市巴川流域の洪水の浸水深(m)/北村晃寿教授
・【図】2022年台風15号による巴川下流域の最大浸水深分布(3次元点群データ使用)/小山真人教授

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