静岡大学超領域研究推進本部「第17回静岡大学超領域研究会」を開催しました
静岡大学超領域研究推進本部は、令和5年11月27日に「第17回静岡大学超領域研究会」を開催しました。
静岡大学超領域研究推進本部は、静岡大学の第4期中期目標・中期計画にて定めた、重点研究4分野「光応用分野」「グリーン科学分野」「カーボンニュートラル科学分野」「情報応用科学分野」について、それぞれの優れた研究成果やポテンシャルを持ち寄り、多様な学術基盤の連携・融合による研究成果の格段の向上、新研究領域の開拓・多様な分野と国際的に通用する研究人材の育成、外部資金獲得の取組等を推進しており、その成果の報告、共有の場として、超領域研究会を開催しています。
今年度は、集合形式とオンライン形式を併用し、『知の拠点「大学」の研究力強化による地域未来の創成 ~大学間の連携による新たな仕組みの創成と社会変革~』と題して静岡大学浜松キャンパス佐鳴会館ホールを主会場とし、本学の学生及び教職員、他大学の教職員、企業の研究者・技術者から、約70名の参加がありました。
本学日詰一幸学長による開会挨拶の後、豊橋技術科学大学次世代半導体・センサ科学研究所所長澤田和明教授から「マルチモーダルセンシングが拓く未来」と題して基調講演が行われました。
続いて、豊橋技術科学大学若原昭浩理事、本学青木徹特命理事、静岡理工科大学木村雅和学長から、大学間連携による新たな仕組みの創成と社会変革についての特別講演があり、最後に、豊橋技術科学大学及び本学の教員3名から、「光応用分野」に関する最新の研究成果が発表されました。
それぞれの講演又は発表の後には、参加者から質問、意見が発せられるなど、研究の展開・進展に資する有意義な研究会となりました。
【講演内容】
■ 基調講演
「マルチモーダルセンシングが拓く未来」
豊橋技術科学大学大学院工学研究科教授 次世代半導体・センサ科学研究所所長 澤田 和明 氏
■ 特別講演1
「大学間連携による産学共創へのチャレンジ~集積化センサのワンストップ試作開発拠点構想の実現に向けて~」
国立大学法人豊橋技術科学大学 理事/副学長(研究、将来構想、高専連携担当) 若原 昭浩 氏
■ 特別講演2
「電子工学研究所の紹介及びプログラムへの関わり」
国立大学法人静岡大学特命理事(地域中核推進・研究所機能強化担当)/副学長 電子工学研究所副所長 青木 徹 氏
■ 特別講演3
「設置形態を越えた大学間連携によるプログラムへの参画」
静岡理工科大学学長 静岡大学電子工学研究所所長 木村 雅和 氏
■ 研究発表1
「高精度なTOF距離イメージセンサとその応用」
静岡大学学術院工学領域准教授 安富 啓太 氏
■ 研究発表2
「SiGe集積フォトニクス」
豊橋技術科学大学大学院工学研究科教授 石川 靖彦 氏
■ 研究発表3
「X線フォトンカウンティングイメージングデバイスに向けたレーザードーピングによるCdTe-pn接合型ダイオードの開発」
静岡大学電子工学研究所特任助教 西澤 潤一 氏